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糖尿病 王侯貴族の病 2008.07.25
召使を大勢使っていた、王侯貴族は、贅沢な食べ物を腹いっぱい食べ、お酒も飲みたいだけのみ、セックスも遊び感覚で行っていたのです。
その上、仕事はすべて召使に任せていたので、運動もしなかった身体はボロボロになり糖尿病が流行っていたと言われています。
現代の人間は多くの人が、昔の王侯貴族の人と同じような生活が出来るようになりました。食べるものやアルコールは、ほとんどの人が充分に取ることができます。
車社会の中で運動をしなくても生活が出来る仕組みになってきました。
このような便利な生活環境の中で、糖尿病は世界的な大流行となっています。
そこで昔、まったく糖尿病と関係の無かった庶民の生活を覗いてみましょう。
昔は皆貧しくて食べて生活することに精一杯でありました。丸麦おかゆの中に大根、ニンジン、豆、いも、ドジョウ、フナ、野菜、などなんでも放り込んで量を増やし、一家全員が腹いっぱいになる量にして食べていたのであります。
冬になると食べ物がなくなるので春から秋の間に精一杯働いて食べ物を貯蔵していました。衣服や医薬品、付き合いのための出費、などのために、現金収入を得るため出稼ぎや内職も大切な仕事でした。
こんな生活ですから、庶民の暮らしの中で、糖尿病は全く無縁のものでありました。
なぜ糖尿病と無縁なのでしょうか
* 丸麦、大根、ニンジン、豆、いも、ドジョウ、フナ、野菜、すべて洗っただけで丸ごとを切って放り込んでいますので、食物繊維は充分あります。
* 皮から根っこまで入れているので全体食としての素晴らしい栄養もあります。
* 豆、ドジョウ、フナなどによりたんぱく質も充分です。
* 野菜が主体なので、過食してもすぐに消化されて腹にたまることがない。
* 朝早くから夜、日が暮れるまでの農作業、帰ってからの内職。一日中働いている生活の中で運動は充分に足りている。
食生活、運動、睡眠、精神的安定、などの基本的な生活の中で健康は得られる。
病気になったら薬、検査、これで健康が得られると思うのは大きな間違いです。インスリン依存型糖尿病と言ってインスリンを投与しなくては生活できない身体になってしまうのです。こうなると、高血圧、動脈硬化、脳卒中、心筋梗塞、失明、神経痛、などあらゆる病気の合併症が出やすくなります。
健康管理は医者に任せるのではなく、自分で努力して作り上げることが大切です。
上記に書いてある昔の人の暮らしを参考にして、自分の生活の中で食生活はどうするか、運動は毎日、どのような運動をするか、計画を立てて自分で自分の健康を作り出す努力をしてください。きっと明るい老後が迎えられます。