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油が怖い 2008.07.17
すごい勢いで増えている、うつ病、鼻炎、アトピー性皮膚炎、肩こり、腰痛など若い人の間でも多くの人が症状を訴えている。この状態の中には、現代の食生活が大いに関係している。
多くの原因のなかでも油が最も関係が深いと思われる。昔は強い力で油を、圧迫して搾り出していた。
ヘキサンによる危険性 「食べるな危険」日本子孫基金より
今では石油から作られる、揮発性の高いヘキサンを使っています。
ヘキサンの中に大豆を入れて油を抽出すると、非常に効率よく簡単に油を取り出すことが出来ます。油が分離した後は揮発性の高いヘキサンを蒸発させれば後には油が残るのです。
今では、大豆、菜種、オリーブ、ゴマ、などすべての油がヘキサンで抽出されています。500mlで150円~600円で買える油はすべてヘキサンを使っています。
それに引き換え、圧縮絞りという油がマーケットに少しづつ出回り始めています。圧縮絞り油は500mlで1000円から3000円します。5倍から6倍の値段がします。
このため低価格のヘキサンによって絞られた油に市場を奪われて、一時はほとんど見られなくなっていました。しかし、ヘキサンによる害が心配され、最近では高価格にもかかわらず、圧縮絞りを注文する人が多くなっています。
ヘキサンは揮発性が高く、石油製品ではありますが、食品を漬けても油が分離した後、ヘキサンは蒸発してしまいます。そのため後にまったく残らないという理由で、安全というお墨付きが出て食品添加物として記載しなくてもよい事になっています。そのため、ヘキサンに漬けて油を絞っていることを知っている人はほとんどいません。
ヘキサンの害は、植物から油を分離する際、無理に引き剥がすことにより、油の成分が変質している可能性があります。次に、すべて蒸発してしまうと言われていますが、石油の成分が残っている可能性は否定できません。
油の酸化作用
ピーナッツでも古くなったピーナッツを食べた経験のある方は知っていることと思いますが、味が全く変わってしまい、食べられたものではありません。これはピーナッツに含まれている油が酸化して味が変わってしまった常態なのです。
即席ラーメン、スナック菓子、揚げせんべい、クッキー、さつま揚げ、その他、切がないほど多くの物が流通食品として氾濫しています。これらの油を使った食品は月日の経過と共に、含まれている油が酸化しているのです。
トランス脂肪酸の害
油を高温で熱するとトランス脂肪酸が多くなります。フレンチフライ、揚げ物、天麩羅など、商売人は同じ油を何回も使います。そのたびにトランス脂肪酸は増加して、身体にとって困ったことになる要因を作り出します。
1、血管内皮細胞を損傷し、動脈硬化を進め、心臓病のリスクを増大する。
2、喘息、アレルギー性鼻炎、アトピー性皮膚炎などを引き起こす。
3、ボケやすく、アルツハイマー病との関連がある。
これらは米国看護師健康調査会で多くのデータの元に結論づけられた結果であります。
うつ病と油との関係
油は、自然界の生物の中に含まれている貴重な食品です。自然のものを調理して食べるのはとても有益です。問題は流通食品として市場に乗せるため無理な加工をして油を変質させてしまっている現状にあります。また利益を得るため、同じ油を何日も何回も使い回しする経済原理の中に原因はあると思います。
そのようにしてトランス脂肪酸の増加された食品を毎日のように食べている人たちの中に病気は増加しています。
現代は油から食品添加物、農薬、遺伝子組み換え作物、などありとあらゆる目に見えない敵に囲まれた生活をしいられています。自分の健康は自分で守る時代といえるでしょう。