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口呼吸と、あいうべー体操 2016.06.30
口呼吸と、あいうべ-体操
現代人は口呼吸をしている人が多い。食べ物が柔らかくなり、あまり咬筋を使わなくなった為、咬筋の力が弱くなり、寝ている時、自然に口が開くのです。寝ている時に口が開くと、自然に口呼吸となります。
口呼吸の一番の欠点は、ウイルスの侵入をまともに受けることです。一晩中口呼吸をしていると、口の中が乾燥します。また喉の奥まで乾燥するので、朝起きた時に喉がイガイガすることがあります。
口呼吸はもともと、一晩中呼吸するための軌道ではありません。そのため、鼻呼吸の何十倍も、ウイルス感染率が高くなるのです。その他にもあらゆる疾患の原因ともなります。
下記のような疾患に効果がある
① アレルギー性疾患 アトピー性皮膚炎、気管支ぜんそく、花粉症、アレルギー性鼻炎。
② 膠原病 関節リウマチ,エリトマトーデス、多発筋炎、シェーグレン症候群。
③ 精神関連疾患 うつ病、パニック障害、全身倦怠感。
④ 消化器疾患 胃炎、大腸炎、便秘症、痔。
⑤ その他 いびき、尋常性乾癬、高血圧、風邪ひき
口呼吸という簡単な変調で、ウイルスが潜入すると、風邪は万病のもとと言われるように、ウイルスは身体の弱いところには、何処にでも潜入して、そこで繁殖します。その為、上記のように一見、何の関係もないような疾患にまで関係してくるのです。
その口呼吸を予防するための運動として、あいうべ体操が考案されました。
顔面の筋肉をつけることによって、咬筋を中心とした、顔全体の筋肉を増強します。ちょっと手の空いたときに簡単にできる運動であります。毎日続けていると約1カ月で口呼吸は無くなります。
あいうべ-体操
① 口を大きく開け、あーという形に口を開く。
② 口を横に広げ、イーという形に口を開く。
③ 口を前に突き出し、うーという形に突き出す。
④ ベーは、舌を前にだし、あかんべーの形に突き出す。
上記の運動を30回、出来るだけ大きな動作で行ってください。顔の筋肉がつくと同時にダンダン口呼吸をする、口の開きが狭くなって、1カ月ほどで完全に口呼吸が無くなります。上記の運動で一番大切なのは、4番のべーで舌を力強く押し出すことです。
軟らかい食べ物が多くなっている現代は、知らず知らずに舌の筋肉や、咬筋が弱ってきています。口呼吸にならない為には、継続してあいうべ―運動をすることが大切になります。