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イボイボ竹踏み 体験記 2016.07.29
イボイボ竹踏み 体験記
めちゃ健康に良い、足裏マッサージにはまっとんや!! 病気は何でも治るから、今、全国で100万人もの愛好家がおるんや。 へー 、すごいな。半分聞き流しながら、そこそこに聞いていた。
足の裏は一番血管の末梢になってるから、血液はそこまで行って帰ってくるのだけれど、現代人は車や電車で動くから、足の裏の血行が悪くなって、血液が渋滞しているため、全身の血液循環が悪くなってんや。
足裏をマッサージして血行を良くしてやると、どんな病気でも治っていくんで、俺はもう3カ月もやっているけど、持病の頭痛と肩こりがすっかり治っとるんや。このマッサージの良い所は、自分でイボイボ竹踏みをするだけでよいから、金が掛らんし、好きな時間に出来るとこがええんや。
一理ある足裏マッサージ
この話を聞いていて、一理あるなと思った。足裏の末梢血管は歩行や運動をすることによって全身の血行を良くする役目を担っている。その足裏は運動不足や、靴底の厚さによって、ほとんど刺激を受けない生活になっている。これでは血行が悪くなる人が増えるのも当然だ。
アフリカやインドの人で、裸足の生活している人は、とても元気が良い。これは人類の遠い昔から、足裏の刺激は、自然に備わった健康システムかもしれない。そのシステムを文明という生活が奪い去っているところに、多くの病人が出てきている原因かもしれない。
自分の体で体験する
そのように考えた私は、イボイボ竹踏みを毎日30分やって、自分で身体の変化を実際に体験して、本当に良い物か、どんなものかを実験してみることにした。イボイボ竹踏みは、100均で売っている健康器具を使った。
初めの1週間は、難行苦行、足の裏が痛いのなんのって、話にならない。30分の竹踏みが終わるとぐったり疲れてしまった。77歳の自分にとって、この竹踏みは無理なのかもしれないと思った。
しかし、1週間を過ぎたころから、かねて便秘気味だった体調に変化が起きてきた、意外とスムーズに便が出るようになったのだ。この痛さには閉口するが、便秘の解消につながったのだから我慢しょう、と思い返した。
2週間を過ぎた頃から、足裏の痛みは無くなって来た。すっかり無いとは言えないが、あまり苦にならなくなってきた。その頃から足先の温かさが増してきた。竹踏みをすると、半日ぐらいは足湯の中に入っているような感覚になり、冷房の中にいても足先が冷えなくなってきた。
3週間を過ぎた頃、ふと気が付くと夜中のトイレが朝まで持つようになっている。老人だから、夜中に3回は起きてトイレに行っていたのだが、10時に寝て朝の5時まで、7時間もつようになった。自分の中ではこれは画期的なことであった。
7月の3日から初めて、今日は7月の30日である。今後どのような身体の変化が起きるか? 次回は10月になってから報告する。