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犬が示す健康法 2014.03.03

犬が示す健康法

 

 犬を飼っているほとんどの人はやっている事だが、必ず一定量(腹8分程度)しか餌を与えない。幾分痩せているが健康で長生きする。

 

 何時も食欲旺盛で、目は輝き、鼻先は常にテカテカと濡れている。元気いっぱいで走り回っている。

 

 予防注射だけしておれば、10年から20年は長生きして、病気1つもせず、元気に寿命をまっとうする。

 

 ところが、お座敷犬の場合、食卓のまわりで何時も欲しそうにするものだから、つい負けてしまって、餌を与えてしまう。

 

 腹いっぱい食べる習慣が付いている犬の場合は、人間と全く同じ病気が出てくる。神経痛、目の病気、糖尿病、臭覚低下、股関節痛、等々面白いくらい、人間と同じ病気になる。

 

 犬を飼っている人は、腹8分が健康にとっていかに大切か、分かっている。犬だから我慢させて、それを実行している。

 

 人間は我儘が強く、欲しい物は欲しいだけ食べてしまう。その結果が、医者が足りなくなるほどの、病気大国になって、国家予算の大半を医療費が食いつぶしている。

 

 腹8分の食事をしていると、足りない2分を補うため、不足気味な栄養を必死で吸収して栄養を満たさなければならない。その為には、内臓全般が貪欲に機能を発揮して活躍する。

 

 その結果、内臓はいつも前向きの姿勢で元気になる。内臓が元気だと言う事は、その人の動作も活動も元気いっぱいだということだ。

 

 人間は食べ過ぎが続くとどうなるか、酷く食べ過ぎると、消化不良を起こして下痢したり、嘔吐する。

 

 普通の食べ過ぎは、脂肪となって太る。内臓は有り余るカロリーのため、脂肪肝など様々な病気を引き起こす。又、食物を分解処理する仕事だけでも、内臓はくたくたに疲れ果てる。

 

 腸内に入った食物は吸収され、残りかすは大腸に行って、腸内細菌によって分解され、さらに吸収される。

 

 それでも栄養が多すぎるので、吸収されずに残った栄養が毒素となり、免疫機能の低下、毒素が皮膚表面に出て、アレルギー性皮膚炎、などとなり皮膚表面にブツブツと炎症を作り出す。

 

 もちろん便となって排出されるのだが、次から次とやってくる食物に対して飽和状態になっている。この為、毒素や悪玉菌も増えてしまうのだ。

 

 疲れやすい、ダルイ、外出したくない、肥りやすい、動きたくない。等の症状も出やすくなる。

 

腹8分の食生活と、腹満腹の食生活は、活動的な行動において正反対の結果となる。犬の食生活が証明している現実を、人間も実行するべきである。

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