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贈答品と慢性病 2018.01.29
贈答品と慢性病
高級メーカーのお菓子で、値段も高く、高級感のある包装をしている贈答品、実際食べてみると成程、うなるほどの美味しさだ。このようなお饅頭、お菓子、おせんべい、ロールケーキ、など多彩な商品がデパ地下では飛ぶように売れている。
これらの贈答品を手に取って、食品ランクの選別をしてみると、ほとんどの商品は最下位にランクされる。どんなに高い商品であっても、脈診術で判定してみると生体が拒否反応を起こす。
考えてみるとそれは当然のことである。水分が少しでも残っている商品の場合、流通に乗って何日も店頭で陳列されることは、かなりの食品添加物が加味されていることを意味する。
同じ贈答品でも大手メーカーの贈答品は、ほとんどが最下位にランクされるが、近所でコツコツと手造りして売っている商品の場合は、ランクが1つか2つ上にあがる場合が多い、その商店が使っている素材によって違いが出てくる。
目が悪くなった奥さん
白内障の手術をした後で、細菌が目に入り、治らなくなった。目は真っ赤に腫れ、ズキズキして痒くてたまらない。抗生物質その他、薬をどんどん使っても一向に治らない。お医者さんも音を上げてしまった。
何処で聞いたのか、その奥さんが当院の治療を受けに来たのである。最初診た時に、これは大変な患者さんが来たものだと、覚悟を決めて治療に入った。週3回の治療で3週間を過ぎた頃から、目の状態が落ち着いてきた。
週2回の治療に切り替え、2か月を過ぎた頃でも、目の状態は一進一退で、何時までもすっきりとはしない。これは何か食生活の中で良くないものが入っている可能性があると判断した。
奥さん食生活はどんなものをよく食べていますか?甘い物などは食べますか? ハイ、私の家は貰い物が多くて、捨てるのはもったいないので、私がいつも食べています。身体には良くないと思いながらも、好きだし、美味しいし、おやつの時間は毎日食べています。
奥さん、目に細菌が入ってこんな状態になったのは、お医者さんの手落ちではなくて、奥さんの食生活が悪かったのです。お饅頭など、食品添加物の多い食品を取ることによって、腸内細菌の悪玉菌が増えすぎていたのですよ。
身体の免疫能力が低下していた為に、少しの菌でも跳ね返す力が弱っていたのです。目に細菌が入って炎症を起こしたのも、抗生物質が利かなくて酷い状態になったのも、奥さんの食生活に原因があったと考えられます。
贈答品は今後一切食べないようにしてください。そして当院で作成した食品優劣ランク表を見て、優秀食品の欄に載っている物を、なるべく食べるようにしてください。
先生、高級な贈答品が沢山あるのですが、それを食べないとなると、捨てるわけにもいかず、どうしたものでしょうか? 奥さん、断捨離という言葉が流行っていますが、それは食品にも当てはまるのですよ。
我が家の場合は、贈答品に捨てるけどすみません、贈ってくれた方にすみません、お菓子さんすみません、と言って捨てている。以前は孫や、飼っている犬にあげていたのだが、犬に円形脱毛症が2つ出来てしまった。しまったと思い、与えるのを辞めると、円形脱毛症も治った。
捨てるのは忍びないのだが、健康と引き換えにするわけにはいかない。思いきることも必要ですから、奥さん身体に害のあるものは捨ててください。現代の社会は自分の健康は、自分で守らなくてはなりません。
おいしそうな食品の中に、影のように潜んでいる食品添加物を排除するには、食品ランク表の最下位にある食品を徹底的に排除することが必要です。ランク表を使いこなして、健康になってください。
この奥さん、最近は時々しか来ないが、6カ月を超した現在、すっかり元気になっている。この分だと私、長生きするかもしれないですね。と言うので、ランク表の食品を忠実に守った生活をすれば長生きできます。と言って励ました。