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料理に使う砂糖はどれが良いか 2018.01.29
料理に使う砂糖はどれが良いか
料理をする時にはどうしても糖分が必要となる。そこで今回、糖分の性質や良し悪しについて書こうと思う。
まず食品ランク表の検査結果を見て頂きたい。
優秀食品 甘酒【純粋な物】 黒糖【塊】
とても良い食品 テンサイ糖、ラカンカ糖、オリゴ糖、粉状黒糖、
良い食品 テンテキの糖、花見糖【キビ糖】
普通の食品 三温糖、
注意する食品 上白糖
悪い食品 カロリーゼロ糖類ゼロ パイストール
上記のランク表でも分かるように、パイストールは添加物の塊と思われるため食べない方が良いと思われる。
問題は白砂糖であるが、精製されている為、栄養分がゼロに近く、カロリーばかりが高い、それで紙を燃やすように、ぱっと燃え上がるがすぐに消えてしまう。その為、血糖値の上昇下降が激しく、内臓の負担が大きく、さらに悪玉菌の餌となる為、腸内環境も悪くする。上白糖は止めた方が良い。
ただ、白砂糖はあらゆる食品に使われており、自宅で白砂糖を使用しなくても自然に取り入れていることが多い。清涼飲料水、スポーツドリンク、栄養ドリンク、コーラ、缶コーヒー、菓子パン、アイスクリーム、ケーキ、お饅頭、など白砂糖は蔓延している。
優秀食品の甘酒と黒糖塊だが、栄養分、甘味、はあるが、料理に使うには使い勝手が悪い、その点、ランクは一つ下がるが、テンサイ糖、ラカンカ糖、粉状黒糖、オリゴ糖、に注目したい。
テンサイ糖はてん菜という大根のような植物で、北海道で栽培されている。
寒い地方で生育する植物であるから、身体を暖める作用がある。栄養分もカリウム、カルシウム、リン、ミネラル、などが豊富に含まれている。
その上、オリゴ糖が多く含まれている為、腸の中に入ると善玉菌の餌となり、腸内環境を良くする働きがある。お値段も手頃であり、理想的であるが難を言えば甘味が砂糖に比べると少し落ちる。
ラカンカ糖は中国の羅漢果という果実から取れるもので、砂糖の300倍~400倍の甘味成分を持っている。普通の果糖とブレンドして甘味を調整してあるのがラカンカ糖である。健康には良いとされているが値段は高めである。
甘味の成分はテンペングルコンド配糖体というもの、水溶性の食物繊維で体内では吸収されにくい為、カロリー0 血糖値も上がらないと言われている。
砂糖の代わりに代替え甘味料の「最終兵器」のような扱いをする人も多く、高価にもかかわらず一部ではとても人気がある。
オリゴ糖 甘味は非常に少ないが、腸内に入ると善玉菌が最も好む餌となり、腸内環境を良くすることで、愛好家にはとても人気がある。特に便秘の人にとっては、離せない食品となっている。
コーヒーや紅茶に入れて飲んでいる人が多い。難を言えば、値段が高いのと、甘味があまりにも少ないので料理に使うことは出来ない。
粉状黒糖 熱帯地方のサトウキビから取れる為、身体を冷やす作用がある。
黒糖であるから、栄養分はミネラル、カルシウム、ビタミン、カリウム、など豊富に含まれている。値段もお手頃である。
黒砂糖の性質上、血糖値の急上昇、急下降も少なく、内臓にかかる負担も軽い。甘味も白砂糖と同じくらいある。天然のオリゴ糖も含まれている為、腸内に入ると、善玉菌の餌となり腸内環境を良くする働きがある。
ところが最近では、黒糖らしく見せた砂糖で、茶色や黒糖らしく色ずけした砂糖が出回っている。本物の黒砂糖はミネラルが豊富であるがために、アクが強いので敬遠されている。そこでアクがなくさっぱりとした偽物が登場した。
使うなら、くれぐれも色だけで判断せず、ラベルを確認、原材料は「サトウキビ」と表示され産地が書いてある「純黒糖」を選んでください。気になる方は黒糖塊を選ぶと良い、ちょっと癖のある味ですがこれだと間違いがない。
糖分も種類ごとに特徴があり、用途に従って使い分けすることが良いと思われる。料理に使う糖分の、お勧めはテンサイ糖と粉状黒糖が良いでしょう。