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食習慣 子供への継承 2018.04.21
食習慣 子供への伝承
子供の食生活が、思い余るほど悪い。お菓子、甘い物、ドリンク類、油物、ハム、ソーセージ、レトルト食品、カップラーメン、冷凍菓子、など数え上げるときりがない。
親がそれらの食品に対して、悪いという感覚を持っていないのが問題である。子供なのに、疲れる、動くのがいやだ、肥っている、気分が落ち込む、アトピー、蕁麻疹、など多くの問題を抱えている子供が多い。
親が食生活に関心を持つていない為、当たり前のようにしてそれらの食品を食べさせている。そのような親に育てられた子供は、自分が親になった時、子育てに当たっては、何の違和感もなく身体に害のある食品を子供に与える事だろう。
食品添加物など身体に害のある食品は、昭和30年代ごろから徐々に増え始め、庶民が全く気の付かない間に、全食品の8割が添加物に汚染されている現状である。又、政府も最低限ではあるが、各種の添加物を許可している。
政府が許可している食品は、安全であると信じて疑わない人たちが多い。又、添加物も最低限である為、身体に目立った変化を与えることは無い。ところがその食品が腸内に入った時、善玉菌の減少、悪玉菌の増加、は確実に起きる。
子供の場合は、生命力の根源である酵素が豊富である為、添加物による害を取り除く作用が強い。その為、目立った害は起きにくいのであるが、それでも上記に書いたような症状が出てくる子供が多くなっている。
子供の頃から、害のある食品を日常的に取っていると、成人になって一番に出る被害は不妊症である。男性は精子の数が少なくなり、女性は不妊症になりやすい。若い女性全般を見ても子供の数が1人~3人である。
昔は5人~10人も産んでいたのに比べると、雲泥の差がある。添加物のなかった昔は、腸内に善玉菌が一杯詰まっていた。その為、質の良い栄養素がふんだんに供給され、50兆ある体内細胞の勢いが活発であったのだ。
このように善玉菌の一杯詰まった腸内環境を、親は子供たちに伝承しなくてはならない。その為にはどの様にしなくてはならないか。
全食品の8割に忍ばせてある添加物、それはとても探し出せない。添加物表示をしていない商品もある。なんといっても魅力的な、美味しそうな食品はつい、手を出してしまいたくなる。
そんな商品全般に対して、脈診術ではすべての、害のある食品を判定することが出来る。その商品を手に取り脈を診ると、生体が害のある商品に対して拒否反応を起こすのだ。農薬、添加物、化学薬品、酸化した油、それらを一まとめにして、とにかくその商品はダメだと判定する。
そのダメな商品同士を比較することによって、1番悪い商品から、優秀な商品まで5段階に判別することが出来る。これが当院で開発した、食品優劣ランク表である。このランク表を見ると食べて良い食品と、食べると害の出る食品がまとめて、書いてあるのではっきりと分かるようになっている。
子育てに当たっては、このランク表を見て、善玉菌の一杯詰まった、元気な腸内環境を持った子供を育てて欲しいものである。そのようにして育てられた子供は、また自分が子育てをする時には、どのような食品が良いのかが分かるようになる。
食習慣 子供への継承は、健康な人間造にとって、最も重要な子育ての一つであろう。腸内環境が良くなり、優秀な栄養物が血流に乗り、全身の細胞に行き届くと、健康になるばかりでなく、頭が良くなり、精神的にも穏やかな良い子供に成長する。
子供やその子々孫々の為にも、親が真剣になって食習慣の勉強に取り組むことをお願いしたい。