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便が出た 2019.01.11
便が出た
断食道場に入ってから6日間1度も便が出ていなかった。別に苦しくもなく、腹が張った感じもなかった。多分、断食で胃腸の内容物がない、そこへもってきて毎日山道を1時間上り下りをする。
そんな生活の中で体がエネルギーの吸収できるものなら何でも吸収したものと思われる。便であってもその対象になったのだと想像した。そんな状況の中で便がドンドン縮小してしまい、出るほどの量がなかったものと思われる。
便秘薬のスイマグを飲んだ「2回、10錠づつ」のと、復食に入って食べ物が少しではあるが入るようになった為、やっと便通があったのだと思う。ひょっとして、真っ黒な宿便が出たのかなと思って便器を覗いたが、普通の茶色い便であった。
そうか、たった6日間の断食では宿便を出すまでにはいかないのだ。宿便を出す人は20日ぐらいの断食が必要かもしれない。やせっぽちの私には20日の断食はきつすぎる。6日間の断食でも4キロも痩せた。
私は朝でないと便は出ない人間である。それが便秘薬のスイマグで夜になって妙に便意がする。行ってみるとスラスラと出る。スイマグの効果だ。兎に角良かった。便が固くなって出すのに困るのではないかと心配していたのだ。
この薬はマグネシウムだ。副作用もなく便に水分を与え柔らかくして、出せるような働きをしているという。10錠のスイマグを貰ったので、全部を一度に口の中に入れもぐもぐと味見をした。
何故かというと、薬品であるから化学薬品の場合、舌の上に乗せると刺激がきつく美味しくない。薬ではあっても体に優しい薬は美味しいものだ。その実験のため薬をあえて水も飲まずに口の中に入れてみた。
断食で腹が減っている時なので、体に優しいスイマグは美味かった。この便秘薬は副作用もなく、常習性もないらしい。ひどい便秘の患者さんには使えると思った。ただ、効き目は遅い!!