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断食4日目 2019.01.11
断食4日目
昨日までは、腹に力が入らないような、空虚な感じと腹が減って食べ物のことばかりを考えていた自分があった。今日は腹に力も入り、食べ物のことを考える必要もなくなった。
普通に生活していた自分になっていた。断食という習慣に体が慣れて、それが当たり前になってきたようだ。食べ物中毒の禁断症状から抜けたような感覚だ。タバコでも酒でも、おそらく辞める時には、このような禁断症状が出るため辞められないのだろう。
自分も断食に対して、食べないことに恐怖感を持っていた。とても1週間の断食は出来ないという先入観念があった。しかし、思い切ってやってみると、最初の3日間は本当に、食物のことばかり考えてイライラしていたが、そこを通り越すと何ともない感覚になるものだ。
食べないということに慣れると、こんなに体全体がスッキリして、平常心で居られるようになることに、驚きと感動を覚えた。自然界の動物の最後はほとんど餓死だと思う。
動物は年を取って動けなくなると、餓死するしかない。傍目には、餓死は哀れな死に見える。しかし、動物にとって餓死は安らかな死であるに違いない。今回の、断食の経験からそのようなことを感じた。
だからと言って、餓死するまで断食をすることはないのだが、断食も水さえ飲んでいれば相当の期間、耐えられるように人間の体は作られているのだろう。昔から食物の飢饉の年は、いくらでもあった。
その度に人間が全滅していたのでは、人類はここまで続いていないだろう。水を飲んで野草だけを食べていても、人間は生きて行ける能力がある。
断食療法は人間の中に持っている、自然界の不思議な能力を引き出して、体の内部全体を若い時の状態に戻す作用がある。断食する事によって、癌やすべての慢性病を取り除く力を備えた、若い体になるのだ。
薬や手術などで症状を取り除く医学と違い、体の根本から作り変えるという断食療法は、近代医学を超越した、画期的な治療法であると確信した。
これからも断食をいろいろ研究して、何がどの様に作用して、人間のあらゆる疾病を克服するのか究明したい! 興味ある課題だ!!