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臍下丹田

　人間は必ず死にます。いくら健康な人でも、死だけは必ずやってきます。その源は臍下丹田にあります。

　オギャーと生まれた時に、父母の臍下丹田から生命力を貰いうけます。生命力とはその人の一生を営む上で必要な気の塊です。

　気の塊、人間は身体の中に、気が絶えず循環しています。気があるから生体なのです。内臓や若さや、その他もろもろの臓器がいくら健全であっても気が一瞬でも消えると、そこから先は死体なのです。

　蝋燭の火が消えるともう付きません。蝋が沢山残っていてもダメです。このように身体の中には、一瞬も消える事のない気が循環しています。

　人間は両親から生まれてくる時に、一生分の気の塊を貰って生まれて来ます。その気が臍下丹田に貯蔵されていると言われています。

　空気、水、食物、などによって人間は生きていますが、それだけではありません。毎日、毎日、父母からもらった気を少しずつ、空気、水、食物などに添加することによって、大きなエネルギーを生み出し、それで生活しています。

　気の塊は125年分あると言われています。しかし、人間は酒、たばこ、セックス過多、暴飲、暴食、手術、病気、などにより余分な気を使います。

　燃えている焚火に強い風が吹き付けると、火は消えてはなるかと、頑強に激しく燃えます。

　人間も病気や過労などで死にそうになると、激しく気を使い、生命の火を消しまいとします。125年分ある気も激しく使うと消耗が激しくなります。

　男性の平均寿命が76歳だとすると残りの49年分は人生の中で、気の無駄使いがあったことになります。

　気の塊は必ずなくなります。生きているかぎり毎日、気を使っています。気を使い終わった時、どんなに健康な人でも、寿命は終わりとなります。

　臍下丹田に両親から頂いた気の塊、出来るだけ大切に使って、健康で長生きしてください。

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