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花粉症は季節による細胞の変化 2011.03.13

花粉症は季節による細胞の変化


 花粉症は肝臓系統と胃の系統のアレルギー反応といえる。花粉症は若い人や健康な人に多い。

 

これは胃や肝臓系統の経絡といって顔面に通っている通路のようなものがアレルギー反応を起こして、出てくる症状である。

 

 木の芽どきといって植物はみんな細胞が入れ替わり、若々しい新芽が出てきます。人間も自分には感じなくても、春は特に細胞が入れ替わります。

 

 普段、間食や、過食、飲酒をしている人の場合、春になり細胞が入れ替わった時、異物に対して攻撃的な細胞が出てきます。この細胞は花粉などの異物に対して強く反発します。

 

 若くて健康な人の場合、特に反発する力が強く、目のかゆみや鼻水,クシャミなど、目が痛くなるほど腫れあがる人もいます。

 

 目は肝臓系統が通っているところで、強いアレルギー反応を起こすとカユミ、痛み、があり目をこすっていると赤くはれ上がってくることもある。

 

 鼻は胃の系統が通っているところで、ここの粘膜細胞が花粉に対するアレルギー反応を起こすと、鼻水、クシャミが連発して起きます。

 

 五臓六腑といって、肺臓、すい臓、腎臓、肝臓、心臓、が五臓です。六腑とは、大腸、小腸、胃、膀胱、胆のう、三焦、これが六腑といいます。

 

 このうち、春という季節は、肝臓と胃の系統が特に元気になる季節にあたります。細胞が入れ替わり、上記にも書いたように間食、過食、飲酒、などの多い人にとって、入れ替わる細胞がアレルギーを起こしやすい、攻撃的な細胞となって現れます。

 

 春の季節に、花粉という異物が飛んできて目や鼻に入ると、たちまち細胞は反発して、花粉を敵とみなし反撃します。これがアレルギー反応です。

 

 花粉を取り除こうとして涙や、クシャミ、鼻水を出して必死に応戦します。身体は自己防衛のために戦っているのですが、本人にとっては有難迷惑な症状です。
 
 鍼灸では、高ぶっている肝臓系統や胃の系統に、鍼をして平静になるような処置をします。

 

 この鍼をすると、治療に来た時は、目は腫れあがり、鼻水は垂れ放題でくしゃくしゃな顔をしていたのが、治療を終わって帰る時になると、すっきりした顔になり、今までの花粉症がうそのようにスッキリします。

 

 上記にも書いたように、花粉症というのは、その人の食生活が悪いと、春の季節に攻撃的な細胞が生まれ、花粉やダニ、ブタクサ、など何にでもアレルギー反応を起こすようになります。

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