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切り傷 2010.07.19
切り傷
刃物やガラスなどで指を切ったときの切り傷。これは非常に簡単な方法で治ります。もしよかったら覚えておいて利用してください。
指先を切ってズキンズキンと痛み不愉快な感じがすることはよくあることです。薬をつけてもすぐには良くなりません。ひどくなるとお医者さんに通うことになります。このような痛みのときにすぐに痛みと不愉快感がなくなり、すっきりとする治療法がお灸の治療法です。
少し原始的ですが、覚えておいて損はないはずです。5ミリくらいの切り傷なら1か所で間に合います。10ミリくらいになると2か所使います。ズキンズキン と痛んでいる切り傷の真上にゴマ粒大のもぐさを乗せ、それに火をつけます。頭にずんと突き抜けるような痛みがきます。ほんの1秒くらいですが痛いです。
そのお灸を1か所に5そうすえます。消えたらつぎのもぐさを乗せ火をつけるのです。それを5回繰り返すのを、5そうすえるといいます。このお灸が終わると 今までズキンズキンと嫌な痛みが来ていたのが、すぐになくなります。気分も爽快で、いきなり治ったような気分になります。
お灸をした場合は,水仕事をしてもよいし、普通の仕事なら何でもできます。またズキントくるようでしたら、すぐにお灸をすえれば、また良くなります。
次の日にまたズキント来たら、またお灸をすえてください。大体3日間、毎日お灸をすえることによって完治します。
お灸をすえると、白血球が集まってきて、化膿菌を捕食するので、化膿することなく完全に治療できます。痛いのさえ我慢すれば自分でもできます。ぜひあなたの治療手段として活用してください。
これは私の経験ですが、自転車でよそ見をして乗っていたところ、1メートルくらいある側溝に落ちたことがあります。コンクリートの側溝で顎を5センチくら い切りました。近くのお医者さんで8針縫ってもらいました。次の日から毎日来るように言われましたが、仕事が忙しくて、おいしゃさんにかようことができま せん。仕方なく、自宅で傷口の上にお灸をしていました。
1週間ぐらいたつとすっかり傷口も良くなってきたので、糸をハサミで切り、ちょいと引っ張ると簡単に糸は抜けました。その後もお灸を続け、全部で14日ぐらいの日数で完治しました。
これは特殊な例で、皆さんはこのような冒険はしないでください。この例は、このような重症の切り傷でも治るという例を書いたまでです。指先や足先のほんの少しの切り傷なら、非常に簡単に直すことができますので、ぜひお灸を試してみてください。