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健康を左右する食事の配分 2009.01.30
朝昼夜、食事の配分が健康に大きく関わっている。
特に、夜の食事に重大な意味が隠されていることをご存知だろうか。
夜は1日の疲れを取り除き、最もリラックスできる最高の休む時間である。ああやれやれ、これでゆっくり休むことが出来る、ベットにもぐりこんでぐっすり休めるのだ。
そんな時、これから6時間残業して貰いますよ、と言われたら、あなたならどうします。そんな残酷なことを突きつける上司があなたなのです。
あなたが上司、内臓は部下です。
夜の食事のとき、脂っこいものや肉類をビールを飲みながら腹いっぱい食べて、風呂に入り夜の12時に寝るとします。
脂っこい食事は消化するのに6時間もかかります。部下は文句1つも言わずに、ただ黙々と残業を始めるのです。朝方の6時まで。
あなたは7時に目を覚まし、朝食を食べ会社に出勤します。内臓は文句を言いません。ただ黙って、あなたの命ずるままに働いているのです。
そのような残酷な上司にあなたは意識してなっているわけではありません。
むしろ、健康には人一倍気を使い、身体を大切にしているかもしれません。
ただ好きなものを腹いっぱい、好きなだけ食べただけなのです。多くの人が自分の知らないところで大きな間違いをしている可能性があります。
朝食が欲しくない、朝が起きづらい、一晩中夢を見ている、ぐっすり寝た気がしない、胃がもたれる、慢性腰痛がある、目が疲れやすい、このような症状があるときには内臓の疲れが残っている証拠なのです。
内蔵は文句を言いませんと書きました。しかし、毎日のようにこの食生活を繰り返していると、内蔵も怒り出します。
ぎっくり腰、寝違い、花粉症、アトピー性皮膚炎、など身体が過敏に反応して、びっくりするくらいの痛みや、かゆくてたまらない炎症、止らない鼻水クシャミ、などによって仕返しをされます。
ところが本人は自分の食生活の間違いによって引き起こされた疾患だとは、まったく考えがつかない。
原因の食生活はそのままで、病気だけ医者で薬をもらって治そうと考えます。
永いこと治らない病気にだんだんと、なぜこのような病気になったのか、真剣に考えるようになります。
この考えるチャンスを神様が、病気という痛い目の中で教えてくれるのです。
すべての病気は原因があって(そのほとんどは本人に原因がある)結果が現れています。
その原因を取り除くためには、食事の配分が大切です。
夜の食事を腹8分にすること、夕食後は何も食べずに3時間位して眠りましょう。
遅い食事しか出来ない人は、軽い食事で我慢して、その代わり朝飯と昼食に充分食べてください。
あなたが夜ぐっすり眠るときには、内臓もぐっすり休めるように、気配りをすることが、あなたの役目です。