癌と食欲不振 2014.10.28
癌と食欲不振
癌になると食欲不振になる患者さんが、かなり多くなります。これには4つの原因によるものと思われます。
1つ目は、抗癌剤治療による食欲不振、強い抗癌剤は内臓に強力なダメージを与えます。特に肝機能が低下して、食欲不振とともに吐き気、嘔吐、めまい、なども引き起こします。
2つ目は、悪液質によるものです。癌細胞から放出される悪液質によって周りの細胞が破壊されたり、脳神経にも作用して、食欲不振になったりします。
3つ目は、薬による食欲不振です。痛い、眠れない、ダルイ、食欲がない、苦しい、腹水がたまる、めまいがする、吐き気がある、など様々な症状が現れます。これらの症状に対して化学薬品を、それぞれに対処すると、薬の副作用により、食欲不振となります。
4つ目は、自然治癒能力を高めるためになる食欲不振です。動物は病変があると、食べないことや、発熱などによって、細菌や病変を治すための自然治癒能力を極限に高めます。
このように、癌患者さんにとって、食欲不振は大きな問題となって、圧し掛かってきます。癌が恐れられる原因の一つには、医療体制そのものに構造的な欠陥があると思われます。
では、どのようにすれば一番良いのか。
2つ目の、癌細胞から悪液質を放出させない対策として、癌の好む食べ物は食べない、癌の嫌がる食品を積極的に食べる。これによって、癌細胞を委縮させ、悪液質の放出を抑制します。
肉、脂っこい食品、食品添加物の入った食品、酒、たばこ、スナック菓子、インスタントラーメン、などの加工食品は極力食べない。
癌の嫌いな野菜、果物、レモン、をミキサーに入れ、豆乳でヒタヒタにして,蜂蜜を少々加えて回します。ドロドロのジュースが出来ます.
これを出来れば大ジョッキ1杯を朝に飲みます。朝はそのジュースだけにして、毎日続けます。
野菜、果物、レモン、はちみつ、豆乳の中には癌の嫌いな、あらゆる成分が大量に含まれていますから、効果抜群です。
末期癌の患者さんで、抗癌剤治療を拒否、上記の食事で完全に治った人もいます。
メイ牛山という、ハリウッド美容専門学校の理事長さんの旦那さんが、末期癌になった時、私が治してみせると言って、猛烈に勉強、見事に治した例があります。
旦那さんは肉が大好物で、ステーキやハンバーグなどを、よく食べていたそうです。77歳の時、すい臓がんにかかり、体重が激減し、余命3カ月と診断されました。
メイさんは、ここまで衰弱しきった体で、手術は無理と判断し、医者の猛反対を押し切って、自宅療養の覚悟を決めました。
全く食欲のない旦那さんに、野菜ジュースを毎日作り、少しずつ飲ませました。
それが功を奏し、徐々に食欲が増し、1年後には体力を回復しました。告知から14年、旦那さんは91歳まで健康に過ごしました。
この成功例の一番良いところは、癌と判明して、すぐに自宅療養の覚悟を決めたところです。末期癌ではありますが、手術、抗癌剤、薬、に汚染されていない身体でありますから、回復能力は新鮮なものが残っていたのです。
メイさんの癌と、まともに戦う覚悟も評価されます。旦那さんは、癌に対する薬を1粒も飲まなかったといいます。
1つ目の抗癌剤治療は、よく研究して、体に優しく、癌にだけダメージを与える、治療法を選択すると良いでしょう。ただし、抗癌剤治療の5年間生存率は45㌫です。
これはペット検査で、取るに足りない小さな癌を含めた治療の総数です。痛み、発熱、食欲不振、痩せ、などを伴う癌が発見された場合、この生存率は極端に少なくなります。
取るに足りない小さな癌は、食事療法を厳格に守れば、なくなる可能性の高いものです。要は末期癌に対してどう対処するかです。
3つ目の薬による食欲不振、これが曲者です。癌患者さんは多くの症状を訴えます。その症状一つ一つに、薬を飲んでいたのでは、その副作用だけで癌は増殖し、食欲不振は酷くなります。
症状に対して、最も優れている対処法は鍼灸治療だと思います。症状1つに対して1つのツボを追加するだけで対応できます。10の症状を訴えても10のツボを選べば全部に対応できます。
普門堂の鍼灸治療は、癌患者さんのストレスを誘発しないばかりではなく、とてもよく効きますので、眠り、食欲増進、元気、免疫力の向上、につながります。薬を使うときの副作用を考えると、これは画期的なことです。
4つ目の、自然治癒能力を高めるための、食欲不振は、癌細胞、薬、抗癌剤治療、などのストレスがあると、それに対抗して食欲を抑制する働きが起こります。
身体にストレスをかけない。そのためには上記3つの項目に沿った治療を行い、体力を回復させることです。自然の摂理でなる、食欲不振は、心配しなくても時期が来れば食欲は回復します。
次々と抗癌剤治療や薬を投与し続けると、いつまでたっても食欲は戻らないでしょう。