臨床例詳細｜丸亀市・高松市の鍼灸院は普門堂鍼灸院

ニキビ　　　香川県　高松支店　丸亀店

　ニキビは思春期にホルモン分泌の状態が大きく変化し、男性ホルモンの分泌が盛んになることからおこるものです。ところが、これが過剰になると、毛穴の途中に皮脂が詰まりやすくなってしまいます。そこに細菌がついて炎症をおこし、ニキビになるのです。

　ただし、若くて元気な人でも、ニキビの出る人と出ない人がいます。出る人の場合アレルギーがある可能性もあり、吹き出物が出やすくなります。

　養生法としては、肉類や脂っこい食事、を少なくして、野菜、果物を多くすることを心がけて下さい。

　臨床例　21歳、男性

　ニキビが顔中にできてみっともない。彼女がいるのだが、自分の顔がニキビだらけなのでキスをするのにも気が引ける。イロイロな薬も塗っているのだが、自分にはあまり効果がない。

　診察してみると、胃経（胃の通り）に過敏反応（アレルギー）がありました。胃経は食物の消化吸収をするところで、ここが過敏になると、吸収された脂肪分が皮膚に分泌されたとき、過敏反応を起こしてニキビが出やすくなります。

　治療は胃経に関係のある、背中の４－１ｋという治療点を取り、そこに接触鍼をして過敏反応を取り除いてやります。

　治療後、顔面を触ってもらい、かゆみや違和感を診てもらうと、ずいぶんすっきりした感じになったと言って帰って行った。

　1週間後、2回目も同じ治療をした。1回目のあと少しニキビが少なくなったが、また同じくらい出てきたと言う。

　3，4，5回目　週1回の割で、同じように胃経の過敏を取り除く接触鍼をした。若いので胃経の勢力が強く、なかなか過敏状態が取れなかったが、5回の治療でやっとニキビが消滅した。