耳の痛み 2014.10.08
耳が痛い
5歳、男の子、耳の痛み
日曜日の夜中に、男の子が急に耳が痛いと言って泣き出した。夜中の1時、どこの病院も開いていない。朝まで待つことにした。
それを見ていたおばあちゃんが、泣いているのに、そんな可哀想なことしないで、救急車を呼んで連れて行きなさい。
母親も言われてみると、心配になってきた。救急車を呼んで連れて行った。その途中で、子供は泣き止んだ。耳の痛みはあるけど、そんなに酷いものではなくなったという。
救急病院で耳を診てもらったら、なんともないと言われた。せっかく来たのだから、耳くそが溜まっているようなので取ってあげましょう。耳くそをとってもらい、帰ることになった。
夜中の特別診療なので、5000円と少し支払った。何のために行ったのか、全く訳も分からず、騙された気分で帰ってきた。
翌日、鍼灸院にやってきた。昨日のことを話し、鍼灸院でもう一度見てほしい、子供はまだ耳が痛いと言っているのです。
提鍼を耳に当て、脈を診ると、耳が弱っている反応がはっきり分かる。お母さん、子供が痛いというはずですよ、耳が弱っている反応が出ていますよ。
耳は腎臓に関係する。東洋医学では、寒さ、夜中、耳、冬、などは腎臓に関係しており、少し弱ると、その時にいろいろな障害が現れやすい。
夜中に耳の痛みが出てきたのも、このような関係があってのことだ。足の裏に水泉というツボがあり、ここが耳の痛みの特効穴である。右耳の痛みに対して左の水泉を使い、左の耳には右の水泉を使うとよく効く。
両耳が痛かったので、両方の水泉に知熱灸をすえた。その場で耳の痛みはすっかりなくなった。男の子は両耳を押さえて、痛くない!!元気に叫んだ。