水がたまる膝関節痛 2017.03.07
水が溜まる膝関節痛 香川県 高松店 丸亀店
膝関節痛になる人は、比較的健康で食欲があり、がっしりして小太りの人が多い。若いころから過食、間食、の多い人は年を取ると、腰椎の2番、3番、辺りの椎間板が骨のように硬くなり、盛り上がったり、変形してきたりします。
そうなると椎間板の脇から出ている神経や血管が狭められて、膝に流れる血流が悪くなります。その結果、膝関節周りの筋肉や軟骨にも影響を与え、弱ってきます。そこを無理して歩いていると、膝に水が溜まってきます。
膝に水が溜まるのは腰に原因があるのですが、腰の治療をせずに、膝から水を抜き、痛みだけを取り除いていると、だんだんO脚になってきます。
腰の椎間板は骨のように固くなり、盛り上がったり、変形しているのですが、
ここは糖尿病や血液ドロドロと関係が深いのです。知熱灸を据えてやると、多少軟らかくなり、血流も良くなります。
臨床例
男性 68歳
60歳代から、膝は痛くなりはじめ、最近では水が溜まる回数が増えている。医者で水を抜いてもらうのだが、すぐに腫れてくる。仕事が忙しく、膝が痛くても休めないので仕方がないのだが、こんなに水を抜いているとO脚になると言われているので心配だ。
治療 腰を診察してみると、腰椎2番、3番、の近辺が硬くなっており、骨と骨の間に窪みが全くない。棒のように固くなっていた。多層灸と言って、反応が完全になくなるまで、知熱灸を据えた。
その他、背の3-1K(胸椎4番、5番、の正中線上)にも知熱灸を据えた。ここは心臓疾患の特効穴で、心臓が良くなると血液の循環も良くなり、体液の循環も良くなる。これら2か所を重点的に治療した。
立ち上がってもらい、腰と膝の具合を確かめてもらった。腰の重ダルサは完全になくなった。 足ふみをしても、膝の動きがとてもよく軽い感じがすると言って喜んだ。
週に1回の回数で、もう3カ月になるがその間、1回も水を抜いていない。仕事中も、膝の痛みはないとは言えないが、ずいぶん楽になっている。