力が入らない膝関節痛 2015.10.16
力が入らない膝関節痛 香川県 高松店 丸亀店
歩くと、膝がぐらぐらする、ガクッと力が抜ける、膝折れする、よろめく、膝に力が入らない、膝がダルイ。このような症状が出る患者さんもいます。少し年配の方にこのような症状が出やすくなります。
これは胆経という筋道の症状で、胆経は筋肉や健の力と関係しています。胆経が弱ると、膝の力が極端に弱くなります。その為、胆経を補うことが一番大切です。
肝臓も筋肉や健を強める為には欠かせない臓器です。胆経と肝経は裏表で共に筋肉や健と関係しています。膝に力が入らない時には、胆経と共に肝経を補うことも大切です。
膝関節痛の場合、基本的に、腰の2番、3番は必ず補います。ここの弱りが膝に来ている訳ですから、腰の知熱灸は大切になります。ただ腰の場合は長年の過食、間食、等が原因で腰椎や椎間板が硬くなっていますから、知熱灸をしたからといって、すぐに膝が完治するわけではありません。
一時的に膝に流れる血流が良くなり、膝が軽くなります。腰には定期的に知熱灸をしていますと、だんだん膝に行く血流が良くなり、やがて日常生活には不便を感じなくなります。
臨床例
女性 75歳 庭に丸い踏み石が敷いてあるのだが、その石の上を歩くときにフラフラして、よろけるような感じがする。足に力が入らず踏ん張りも効かない。今までこんな事になったことが無かったので、不安で仕方がない。
この症状は胆経が弱っている証拠です。膝の外側に陽陵泉という穴があり、その陽陵泉Lに知熱灸をしました。その他に肝経の期門穴にも知熱灸をして、腰の2番3番の正中線上は基礎治療点として知熱灸をしました。
以上3か所を重点的に治療することによって、足に力が入るようになり、フラフラ感やよろける感じも無くなった。足の屈伸をして、こんなに軽く屈伸が出来るようになった、不思議ですねえ、といって喜んだ。