臨床例

鼻から来る、目の疲れ 2017.03.03

鼻からくる目の疲れ 香川県 高松店 丸亀店

 

 鼻からくる目の疲れ、蓄膿や副鼻腔炎のある人も、よく目の疲れを訴えます。鼻と目は繋がっている関係で、鼻が悪いと、目の疲れとなって現れます。

 

 頭には蓄膿症の特効穴として頭4-1kという穴があります。頭と顔面は表裏の関係で、顔面の疾患に対して、頭に治療点を取ることは良くあります。頭4-1Kは、両目の間、正中線で鼻の上を中心にその、両側の弱りに対して強める効果があります。

 

 目の疲れはもちろんのこと、目がぼーっとする、目が痒い、目がかすむ、目から涙が出る、目が乾くなど、目に関する弱り全体の症状に効果を発揮します。このように1つの症状だけでなく、目に虚の反応があれば、頭4-1Kの反応を診て虚があれば使うと良いです。

 

 臨床例

 

 63歳 女性、目が疲れやすく、なんでこんなに目が疲れたり、目を長く開けていると痛くなってくる。友達に聞くとドライアイがあるのではないの、と言われた。ドライアイ、初めて聞く名前なので心配になってやってきました。

 

 治療、頭の4-1Kに提鍼を当て、反応を診ると、はっきりとした虚の反応が出ていた。頭4-1kは髪の毛の中にあるので、知熱灸は出来ない。そこで電気温灸器を使って、先端を穴に押し当てお灸をした。

 

 目の病に対しては、基本的に肝臓系統の期門穴を使います。目と肝臓はとても深い関係にありますので、期門穴を補っておくと目の状態が根本から改善されます。期門穴にも知熱灸を据えた。

 

 次に、足示指内端の知熱灸を加えた。ここは目頭に直結している穴で、目頭の涙腺を補う意味で知熱灸をした。

 

 治療後 目の前が明るくなって、ずいぶん目が軽くなってよく見える。目の乾きもないような感じになりました。と言って帰って行った。

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