臨床例詳細｜丸亀市・高松市の鍼灸院は普門堂鍼灸院

臀部の痛み　高松店　丸亀店

　臀部の痛みは、足を内側に回す時、自動車に乗り込むとき、足を内側に引っ張る時、胡坐をかくとき、膝の内側にまわすとき、等で臀部から太ももにかけてピリッと痛みます。

　これは肝実と言って、肝臓系統が過敏になっており、股関節の筋肉が硬くなっている為、足を内側に回す時に痛むのです。

　肝実でも、臀部や太腿、股関節、に痛みのくる場合は太衝穴を使う場合が多く、股関節でも内側が特に痛む場合は、中封穴を使う場合が多い。股関節の外側の痛みや、内側の痛みは、太衝穴や中封穴の接触鍼が非常に効果を発揮する。

臨床例

76歳　男性、　ゴルフによく行くので、腰や肩がよく痛くなる。肩こり、首のコリ、がひどくゴルフをするのに肩がよく回らないような気がする。それと左臀部から太腿にかけて、身体をひねったときに、ピリッと痛みが走る。

　臀部と太腿の痛みは、左足を内側に振っても痛みが出る。車の乗り降りで、左足を内側に回す時にピリッと痛む。車を使うことが多いので、この痛みを何とかしてくれないか。

　治療　左臀部の痛みは、肝経の右太衝穴に、はっきりした実の反応が出ていた。この太衝穴に接触鍼をして実の反応を取り除いてから、左足を内側に振ってもらった。その時点で、何回足を振っても痛くない。

　股関節の外側の痛みは太衝穴、股関節の内側の痛みは中封穴、の接触鍼で簡単に痛みが取れるのです。痛む側の反対側に、治療点を持ってくるのがポイントです。

具体的な治療点

　本治法　肺肝相克で知熱灸、身体のバランスを取り、全身を活性化させる。
　標治法　背４－３Ｋ，接触鍼と知熱灸。肩こりを取り除いた。
下腿陽３－２Ｌ、接触鍼と知熱灸。首こりを取り除いた。
　　　　　右太衝穴に接触鍼、左臀部と太腿の痛みを取り除いた。