臨床例詳細｜丸亀市・高松市の鍼灸院は普門堂鍼灸院

扁桃腺炎　肩こりもある　　高松店　丸亀店

　臨床例　男性、５０歳、
扁桃腺炎で左の喉が腫れ、痛みもある。２日前、朝起きたら喉が腫れていた。そのうち治るかなと思っていたが、今日の方がもっと腫れてきたので、鍼灸治療にやって来た。

　実は１週間前に扁桃腺が腫れ、お医者さんに行って抗生物質もらって飲んだ。これによって扁桃腺はすぐに治った。ところがまた腫れてきた。薬害が心配で、抗生物質を何回も飲みたくない。

　扁桃腺は子供のころからよく腫れていた。喉が痛く、高熱が出てとても苦しんだ経験がある。扁桃腺の場合、体質のような遺伝があるようだ。

　左扁桃腺と酷い、左肩コリ、左首コリがあった。肩、首のコリが扁桃腺と絡んでいるように思える。肩、首、のコリを取り除くとともに、扁桃腺の治療をすると案外簡単に扁桃腺炎は治るものと思われる。

治療

　左扁桃腺の腫れている部位を提鍼で探ってみると、虚の反応が出ていた。赤く腫れているので実の反応かと思ったが、そうではなかった。左手掌の中で一番虚の反応を示している指を探してみると、左手掌小指内端（左手掌５－１Ｌ）に虚の反応があった。

　左手掌小指内端からウエーブで右前腕陰５－１Ｌに飛んで、ここが治療点となる。右前腕陰５－１Ｌに虚の反応が取れるまで知熱灸を据えた。治療後、左扁桃炎の部位に提鍼を当て反応を診ると、虚の反応がすっかり取れていた。

　左肩こりに対しては、右背４－３Ｋの接触鍼。　左首コリに対しては、右下腿陽３－２Ｌの接触鍼と知熱灸をした。この治療で肩首のコリは、その場でずいぶんかるくなった。

　２回目、３日後に来院、前回の治療で、帰ってから徐々に、右扁桃炎の腫れが引いてきた。今日は５分の１ぐらいになっていた。治療は前回と同じことをした。

今回の治療ですっかり良くなったので、完治とした。