子供の夜泣き 2017.03.14
子供の夜泣き 高松店 丸亀店
臨床例 生後3か月 女児
子供の夜泣きは両親にとって、かなり大変なことになる。夜泣きといっても1晩に8回~10回も起きて、甲高い声で泣きわめくのだ。その都度、起き上がり抱っこして寝かし付けるのだが、なかなか寝てくれない。
もう、お母さん参ってしまって、ノイローゼになる寸前であった。旦那さんは翌日仕事があるので寝てもらい、別の部屋で子供を育てている。
しかし、毎晩となると母親も勤まらない、休みの日は父親に代わってもらった。父親もできるだけ助成してくれるので、2人とも参ってしまった。
お医者さんに連れて行っても夜泣きを止めることは出来ない。発達障害でもあるのではないか、両親は疑い始めた。先生、この子は発達障害があるのではないでしょうか? 何故ですか? いや、なんとなくそんな気がして。肥っているので目が細く、目が開いていないように見える。
この子は発達障害とは全く違う。活発な動きから見て発達障害ではないと見た。お母さん、この子に発達障害はないけど、肝が強すぎて夜泣きをするのです。疳の虫という言葉がありますが、この赤ちゃんは疳の虫が強すぎるのです。
絶えず動くし、ゴソゴソ身体をくねらせるので、脈診も出来ない。最低限、肝実だけでも把握できないものか、脈を診ながら提鍼で、太衝穴を探ってみた。ほんのわずかではあるが、太衝穴に実の反応をとらえた。
両手をぎゅっと握りしめる、夜泣き、キーキーと激しく叫ぶ、太衝穴のわずかな実反応。これらを総合して肝実の症状と断定した。後は3カ月の赤ちゃんであり、動き回るので、全く診断が出来ない。
両方の太衝穴に対して、鍼先で素早く5回さすった。治療時間は2分くらいだ。はい、終わりました。というと、お母さん唖然としている。兎に角、治療は終わったので、帰ってもらった。3日後、お母さん嬉しそうに、夜泣きは1晩2回に減りました。ありがとうございます。でも、もう一度お願いします。2回目の治療で完治した。