視力の弱り 2017.04.25
視力が弱い 丸亀店 高松店
臨床例 女性 68歳 視力の弱り
運転免許証の書き換えが近づいているが、両目の視力が0,7ギリギリなので、心配でならない。鍼灸治療で0,8ぐらい見えるようにならないものですか、といって治療院にやって来た。明日、免許の書き換えに行きます。
疲れてくると、その視力も0,6ぐらいに落ちてしまうこともある。朝は良く見える気がするのですが、夕方になると見えにくくなる。
治療点
鍼灸治療では、目の治療にとって有効な特効穴を4点そろえている。①期門L、目は肝臓と深い関係にあり、肝臓を良くすると目がはっきりと見えやすくなる。期門Lは肝臓のすぐ上にツボがあり、肝臓を良くする特効穴だ。ここに知熱灸を据える。
②足示指内端、足底は顔面と深い関係にある。特に足示指内端は顔面の目頭の位置に当たり、ここに知熱灸を据えると目頭がスッキリとする。
③手掌5-3K、手掌も顔面と深い関係にある。特に手掌5-3Kは顔面のコメカミあたりと関係が深く、ここに知熱灸を据えると、目の外側がスッキリと見えやすくなる。
④頭4-1K、頭は顔面と表裏の関係にあり、顔面の治療に頭を使うことはよくある。特に頭4-1Kは顔面、目の周り全体を活性化させる働きがある。ここに知熱灸を据えると目の周り全体が良くなってくる。
治療
この患者さんには目に関する4点セットを治療点として選び、知熱灸を据えた。(本治法、その他、記述省略)治療が終わると、目を中心とした顔面がスッキリとして、目が良く見えるようになったと言って喜んだ。
視力を測ってみると0,8に上がっていた。鍼灸治療をすると1週間ぐらいはこの視力が持続するので、明日の免許更新は問題ないと思われる。