手のしびれ 2017.03.04
手の痺れ 丸亀店 高松店
臨床例 男性 77歳 手の痺れ
1年ほど前から右手が痺れるなあ!と感じていたのだがあまり気にしないで過ごしていた。ところが最近になって酷く痺れだした。夜中にも疼くし、昼間も手から肘、肩にかけて痺れ、重だるい感じも加わって来た。特に右の小指と薬指が痺れている。
腕を伸ばして前方の物を取ろうとする動作で一番痺れが酷くなる。またパソコンを操作するとき、パソコンの上に両手を載せている時もジンジンと右手だけが痺れてくる。
診察
痺れるという事はどこかで筋肉の異常なコリがあり、そのため血流が悪くなっている所があるはずだ。 右腕、異常のあるブロックを調べてみると、右上腕陰が一番実になっている。反応としては虚と実がある。右上腕、腋の下を押さえてみるとなるほど、すごいコリ感のある筋肉が手に触れる。
そこで右手掌の中でどの指に、実と虚の反応があるか調べてみた。右中指1-3Lに反応があった。そこから右上腕陰1-3Lに飛び、さらに左胸1-3Lまで飛んでそこを治療点とした。
治療
左胸1-3Lの治療点に対して、印をつけ、実と虚の反応であるから、接触鍼で実の反応を取り除き、その後、残っている虚の反応に対して知熱灸を据えた。
この治療により痺れ感は半分ほど少なくなった。しかし、全部は取り除くことは出来ていない。その後、3回来院してもらった。毎回違う治療点を取った。
2回目 左胸2-3L 鍼灸 3回目 左胸1-4L 鍼灸
4回目 左胸2-4L 鍼灸
この4回の治療で右腕の痺れと痛みは、ほとんど無くなった。右上腕内側の異常なコリの塊も軟らかくなっていた。