臨床例詳細｜丸亀市・高松市の鍼灸院は普門堂鍼灸院

左腕が上がらない　　丸亀店　　高松店

臨床例　　４２歳　女性　左腕が上がらない

　左腕が痺れるような痛みと、腕を上に挙げるときの引きつるような痛みがある。横向きで寝ても痺れて痛い。３か月前から痛くなりだした。腕の中の方に塊があるような感じで気持ちが悪い。

診察

　左腕の内側、外側、に提鍼を当て、検査してみると、左上腕内側に実と虚の反応が出ていた。これは左の５０肩によくある反応かなと思い、右上腕内側と比較してみると、左上腕の方が実の反応は強い。これは５０肩ではない。

　そこで腋下、上腕内側を押してみると、塊のようなコリがある。この塊のようなコリが邪魔をして血流を悪くして、神経も圧迫、腕の痺れ痛み、腕を上げるときの引きつるような痛みなどが出てきたものと思われる。

治療

　左上腕内側の塊のようなコリに対して、治療点は右胸に取ります。上腕内側は体幹に飛ぶ場合、Ｋは腹に飛び、Ｌは胸に飛びます。左手掌で検査してみると手掌１－３Ｌ、手掌２－３Ｌ、に反応が出ていた。

　そこからウエーブで左上腕に飛び、さらに右胸１－３Ｌ、右胸２－３Ｌ、に治療点を取った。上腕内側の塊のようなコリを取り除くため、右胸に治療点を取り接触鍼をしてから実の反応が無くなったのを確認して、知熱灸をして補い虚の反応を取り除いた。

　治療後、腋下の塊のようなコリは半減していた。腕を上げると引きつるような痛みも半減している。その後２回の治療で完治した。

考察

　５０肩と間違いやすいのだが、５０肩の場合は反対側の肩で治療するが、今回の場合は、反対側の胸で治療する所に違いがある。