えへん虫 2017.06.01
えへん虫 丸亀店 高松店
臨床例 女性 41歳 えへん虫
4年ぐらい前から喉に違和感があり、えっえっといって、喉の違和感を払い除けたくなる。痛いとか苦しいというような感じはないが、邪魔になるような違和感が常にある。
ほっておいても差し支えないのだが、人前で話をする時に絶えず、エツとかウンというので体裁がわるい。どこへ行っても治らないし、相手にしてくれない。何とか治るものなら治したい。
診察
喉に提鍼を当て、喉が虚になっているのか、実になっているのか、検査してみると、実の反応が出ていた。 これは喉に関係する経絡の中から実の経絡を選び出し、接触鍼で寫法をすると良くなることが分かった。
喉は前腕陰の経脈と関連、下腿陰とは絡脈で関連している。前腕陰と下腿陰を比較してみると前腕陰の方に、実の反応が強いので、治療点は前腕陰にある事が分かった。
手掌の指から実の経絡を探すと、手掌4-1Kが実であった。ウエーブで前腕陰に飛び、治療点は前腕陰4-1Kとなった。
治療
実の反応であるから、前腕陰4-1Kに接触鍼で35回ばかりさすった。これで実の反応が取れたので、喉に有った実の反応を提鍼で検査してみると,完全に無くなっている。
治療を終了してからは、えへん虫は起こっていない。どうですか喉の感じは?
今、喉の違和感は全く無くなっています。この状態がずーっと続けば良いのですがね。
この患者さん2回の治療で完全に治癒したが、3か月後に来院した時にはえへん虫は再発していた。治療すると一応は完治する。