右肩の重だるさ 2018.03.13
右肩の重ダルサ
丸亀店 高松店 埼玉店
臨床例 71歳 男性 右肩の重ダルサ
右肩が重だるくて腕を上に挙げる事が出来ない。じっとしていても重だるい感じがあり右肩にはいつも不快感がある。夜中には痛みが強くなり、手の置き場がない。横向きで寝ると特に痛くなる。夜中に痛くなるので眠れない、何とか夜中の痛みだけでも取り除いてもらいたいと言って来院した。
重ダルイや夜中の自発痛は虚の反応であると判断した。まず、手背と足背を比較脈診してみると、足背が虚であった。足背の何処が一番虚になっているかを調べると足小指の経脈であった。足小指経脈の中で何処が虚となっているかを調べてみると足小指1-5K(至陰穴)であった。
右足背、左下腿、右大腿、左背部、のウエーブ系統を比較脈診すると左背部が一番虚になっていた。という事は右肩の重ダルサに対して、左肩を補うとこの右肩の重ダルサは解消することになる。
治療点は左背部の1-5Kとなった。左肩の肩峰部に経に沿って4か所取穴した。虚の反応がしっかりと出ていたので、そこに知熱灸を虚の反応が無くなるまで据えた。
虚の反応が無くなったのを確認して、右肩の重ダルサを聞いてみると今は全く大丈夫だとのこと、さらに腕を上げさせてみた。そろそろと上げて行き、万歳の姿勢になるまで腕は上がった。
いきなり右肩の重ダルサが取れたので患者さん信じられないという顔をしていた。その後、完治するまで3回来てもらったが、初回の治療から夜中の痛みは無くなり、ぐっすりと眠れるようになったとのことであった。