蓄膿症 2018.03.22
蓄膿症
丸亀店 高松店 埼玉店
臨床例 男性 52歳 蓄膿症
30歳代の頃から、もう20年近く蓄膿症に悩まされている。眉間の当りが重苦しく、鼻水が膿のようにどろっとした臭いのが出て来る。左の鼻を押さえると、何時も違和感がある。
診察
蓄膿症の場合は特効穴として頭の上星、顖会、が有名である。こういう昔からある特効穴は大いに利用している。普門堂のマップ図では頭の4-1Kの部分になる。提鍼で検査してみると虚の反応が鮮明に出ていた。
治療
頭4-1Kに印を付け、虚の反応であるから、知熱灸を反応が無くなるまで据えた。この治療によって眉間の重苦しい感じは解消した。どうですか? 鼻の感じは。 眉間の所はスーッとしたけど、鼻左側の違和感はまだあります。
鼻左側はマップ図を見て頂くと分かりますが、左顔面3-1Kという部分になります。顔面と頭は関連していますから、これをそのまま右頭部に持ってきます。右頭3-1Kに提鍼を当てて検査すると虚の反応が鮮明に出ていた。
右頭3-1Kに印を付け、髪の毛があるので、電気温灸器を使って、虚の反応が無くなるまで知熱灸をした。どうですか、鼻の左側の感じに変化はありますか? あー 不思議ですね、すっかり違和感が無くなっています。
蓄膿症は食生活の改善が必要です。当院が制作した食品優劣ランク表というのがありますから、それを差し上げます。その食品ランク表を見て食生活の改善をすると共に、鍼灸治療をすると効果が出てきます。
20年近くもの蓄膿症ですから、急激に治るものではありませんが、食生活の改善をすると腸内環境が良くなってきます。腸内に善玉菌が増えてくると、頭の弱りも改善されるのです。
その上に鍼灸治療を加えると、内臓からの修復と、頭からの知熱灸の作用で効果的に蓄膿症を改善することが出来ます。あなたの場合も2か月前後でこの蓄膿症は完治する可能性があります。
この患者さん長年の蓄膿症が2か月で治ると聞いて大変喜んだ。