立つ時に痛む腰痛 2018.05.10
立つ時に痛む腰痛
丸亀店 高松店 埼玉店
臨床例 男性、53歳、 立つ時に痛む腰痛
車の乗り降りや、椅子から立ち上がるとき、朝寝床から立ち上がるときに痛む。
3日前、非常に忙しくて、荷物の持ち運びも多く,慌ただしくしていた。そのせいかどうかは、分からないが立ち上がるときに痛むのは困る。
診察
3日前、立ち上がる時の痛み、これらの症状から実の反応と診た。実の反応が出ている指を探すと、手背の拇指に実と虚の反応が有る。手背拇指の内、何処が一番実かを検査してみると、手背拇指1-5Lに実と虚の反応が有った。
そこからウエーブで治療点に飛ぶ、手背、前腕、上腕、背中、がLラインのウエーブですから、その4か所を比較脈診した。背中に一番の実が出ていたので、治療点は背1-5Lという事になった。
治療
背1-5Lに印を付け、実と虚の反応であるから接触鍼をした、35回ぐらい擦った所で脈の反応を診ると実の反応が無くなっている。そこで残っている虚の反応に対して、知熱灸を虚の反応が無くなるまで据えた。
どうですか腰の痛みは? 立ち上がって足の屈伸をしてみて下さい。あー!! だいぶん良くなっていますがまだ少し、違和感が残っています。
そこでもう一度、背1-5Lに提鍼を当て検査してみると、虚の反応だけまだ残っている。知熱灸をあと3クール追加して検査してみるとすっかり虚の反応が無くなっていた。
もう一度、立ち上がって腰の屈伸をしてみて下さい。あー!! すっかり良くなっています。全く痛くありません。有難うございました。
腰を後ろに反らした時の痛みは胃経、腰を前に曲げた時の痛みは肝経、立ち上がる時の痛みは大腸経、という事を覚えておいてください。