大腿のこり 2019.12.20
太腿の引きつり
臨床例 31歳 男性 太腿の引きつり
症状 右の太腿が痛くて引きつっており、歩くのも痛くて困る。夜中は太腿のはりと引きつりが酷くて目が覚める。痛いので触ってみると酷く凝っており、腫れている感じもある。
診察
右太腿の痛いという所に提鍼を当てて検査すると、実と虚の反応が出ていた。経脈か絡脈の痛みか検査すると絡脈の痛みである。場所としては右太腿の3-2Lであった。
当然、右足背の3-2Lにも反応が出ている。右太腿からウエーブで背中に飛び左背中3-2Lと太腿を比較してみると、右太腿に実が残っている。これは治療点が左背中には飛ばないことを意味する。
右足背3-2Lと左足背3-2Lを比較すると左足背の方に実の反応が出ていた。そこから左大腿に飛び、治療点は左大腿3-2Lとなった。治療点の多くは患部の反対側に来る。
左大腿3-2Lが治療点という事は、右大腿3-2Lのちょうど反対側になる。このように患部の反対側に治療点が来ることはかなり多い。
治療
左大腿3-2Lに印を付け,接触鍼をして実の反応を取り除いてから、残っている虚の反応に対して知熱灸をして虚の反応を取り除いた。
治療後、右大腿部の酷いコリと、硬いしこり、腫れたような感じがスッとなくなっているのを感じた。立ってもらい右大腿部の酷いコリがどうなったか聞いてみると、ビックリするほど軽くなりました、と言う返事であった。