左坐骨神経痛 2020.01.14
左坐骨神経痛
臨床例 女性 45歳 左坐骨神経痛
症状 1年前から左臀部から大腿にかけて痛みが出ていたが、最近は特に痛くなり、鍼で突き刺すような痛みが出て来た。歩いても立っていても痛く、我慢が出来ない。痛み止めを飲んでいるのだが、胃の調子が悪くなる。
診察
鍼で突き刺すような痛み、動作痛などの症状から実の反応と判断した。左の足で足底と足背のどちらに実があるかを検査してみた。足底の方が実の反応が強い。足底の中で何処が一番実になっているかを検査する。
左足底の3-5Kに実と虚の反応が出ていた。左足底と右足底を比較すると、左足底の方に実が強い。そこから右下腿ィ3-5Kに飛び、右下腿ィ3-5Kが治療点となった。
何故、右下腿ィ3-5Kが治療点になったかと言うと、下腿ィと陰部は密接な関係にあり、陰部にあるシコリを下腿ィで取ることが出来るのです。この患者さんの場合、左陰部3-5Kにシコリがあり、これが坐骨神経痛の原因でした。
その左陰部3-5Kのシコリに対して、治療点を反対側の右下腿ィ3-5Kとしたのです。臀部にある痛み(坐骨神経痛)だから臀部が実とは限りません。この患者さんの場合、陰部のシコリが臀部に放散していたのです。
治療
右下腿陰3-5Kに印を付け、接触鍼で45回擦り、実の反応を取り除きました。その後、残っている虚の反応に対して知熱灸をして虚の反応を取り除いたのです。
如何ですか? 坐骨神経痛の痛みは? 立ち上がって足ふみや屈伸をしていたが、痛みが無いですね!! ずいぶん軽い感じになりました!!と言った。