ドライアイ 2020.12.08
臨床例 女性 47歳 ドライアイ
症状
目の疲れとドライアイがある。パソコンを使う仕事なので目の疲れは何時もあり、目が疲れて来ると仕事にならない。その上、ドライアイが有り、目が乾くとよけい疲れて来る。
診察
目の疲れに関しては、スマートフォンやパソコンの影響もあって、多くの人が目の疲れを訴えるようになって来た。当院では、目の疲れにはいつも使っている定番穴を使用しています。
定番穴とは特効穴の様なもので、当院で何時も使っているツボの事です。いちいち最初から治療点を追いかけていたのでは時間が足りません。そこでこの症状にはこの定番穴と言う処置をしています。
ただし、その症状に対する定番穴が合っているか?間違っているかの確認は提鍼で定番穴を検査する事によって確かめています。目の疲れの定番穴としては頭4-1K、頭1-3L、手掌5-3Kを使っています。
ドライアイは顔面に走っている胃経が関係していると思われます。足の胃経を提鍼で検査すると4-1Kに実の反応がありました。そこからウエーブで背中に飛び、背4-1Kを治療点としました。
治療
今回の治療はドライアイに対して背4-1Kの接触鍼をして実の反応を取り除いた。目の疲れに対しては頭4-1K、頭1-3L、手掌5-3K、に知熱灸をして補った。
この治療によって目の疲れは解消、スッキリと良く見えるようになった。ただし、これは一時的なもので2~3日は効果がありますが、毎日のパソコン操作で疲れる度合がきついと、また元のようにドライアイが復活する可能性はあります。