臨床例

首を左右に回すと痛い肩首の凝り 2024.09.12


 

 背5-L、知っておくと重宝する。肩の先端、肩峰穴の所が背5-Lで、取穴は鍉鍼の4粒側で、肩峰穴辺りを検査すると肩の骨の先端から首に向かって3cm位の幅で虚の反応がある。そこに3点取穴し治療穴とする。

 

 このツボは、首を左右に回そうとすると、痛くて後ろに振り向けない時に使う。虚の反応であるから、知熱灸を5壮位ずつ施灸する。どちらに振り向いても、右が痛むときには左背5-Lを、左が痛む時には右側を治療穴として灸で補う。

 

 肩凝りの治療穴を5つほど記載したが、これらの治療穴を充分に使いこなす事が出来れば、肩凝りの95%は完全に取り除く事が出来る。ただ、1回の治療で完治する訳ではないが、何回かこの肩凝り治療を継続することによって、肩凝りは完治する。

 

肩凝りの治療と言っても、マッサ-ジのように肩腰だけを対象にしているわけではない。肩はもちろんのこと、下腿や前腕にも治療点がある。

 

虚に対しては知熱灸を施し、実に対してはさする鍼(瀉法)をし、実と虚の反応に対しては、さする鍼(瀉法)で実を取り除いてから、残っている虚の反応に対して知熱灸をする。

 

 この様な治療によって、ほとんどの肩凝りは解消する。肩凝り治療穴を的確に組み合わせて治療すると肩凝りの95%は難なく取り除く事が出来る。

 

 組み合わせは、鍉鍼で確認して反応が出ている場所を治療点とすればよい。40歳代までの比較的若い人の肩凝りには背4-Kの鍼(瀉法)、前腕陽5-Lの鍼灸(補瀉)、下腿陽3-Lの鍼灸(補瀉)を使う事が多い。

 

 50歳代以降になると筋肉が硬くなり、背中から腰に掛けてパンパンに張るように凝っている人が多くなる。この時には背1-L、2-L、3-L、背3-4Kなどに灸を使って補う。

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