臨床例

花粉症1 2017.02.18

花粉症1

 

 

 主人の花粉症が2回の治療でほとんど良くなりました。少しだけ目のかゆみはありますが、前のように鼻水、クシャミ、目が開けられないほどのかゆみと涙はなくなりました。

 

 

 仕事ができないほどの症状はこの前、治療してから1カ月ほどは出ていません。鍼灸治療ってすごいですね。といって40代の主婦が入ってきた。

 

 

 この人の旦那さんは毎年春になると、花粉症に悩まされ、薬を飲んでもほとんど効かない。特に鼻水とクシャミは1年じゅう途切れることは無かった。奥さんが鍼灸治療の愛好者で、奥さんに勧められてやってきた。

 

 

 半信半疑で治療を受けた。治らなくても元々ぐらいの気持であった。ところが1回目の治療で、次に日から花粉症の症状が劇的に改善された。ビックリしたご主人さん、2回目は本気になって治療に来た。

 

 

 何回か治療に来る予定であったが、2回目以後はほとんど症状がなくなり、治療に行かなくても、ほとんど影響がないほどになった。

 

 

 奥さんが治療に行くというので、先生に今の症状を伝えて、礼を言ってくれと頼んだそうである。

 

 

 花粉症というのはアレルギー症状である。鼻や目を通る経絡が過敏になっており、少しの花粉や温度差、埃などで、皮膚が過敏に反応して、鼻水、クシャミ、目のかゆみなどを起こす。

 

 

 この過敏反応を起こす経絡の過敏性を取り除いてやると花粉症は無くなる。その治療点が問題である。鼻水、クシャミ、目のかゆみ、であるからその辺りに治療点があるように思われるのだが、その近辺には治療点はない。

 

 

 どの経絡が過敏反応を起こしているかを探して、過敏な経絡を見つけ出し、その経絡の中で、最も過敏反応を現している治療点を取穴する。

 

 

 これが的中すると、さしもの花粉症も過敏症状が沈静化して、まったく症状がなくなるのである。

 

 

 顔には胃経、大腸経、という経絡が通っている。この経絡が鼻水、クシャミに最も反応する。次に額には、肺経1という経絡が横に走っている。この経絡が目のかゆみに反応している。

 

 

 胃経の中で最も過敏になっている治療点は、背の4-1Kであった。大腸経の中で最も過敏になっている治療点は、手の示指外端であった。肺経1の中で最も過敏になっている治療点は手掌5-1Kであった。

 

 

 全く顔面と、かけ離れている、手の末端や背中に治療点を取る東洋医学は、全身の反応を調べて、最も効果的な治療点を取るのである。

 

 

 この治療をすると旦那さんの花粉症は劇的に改善され、2回の治療でほとんど症状がないほどに改善されたのである。

 

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