臨床例詳細｜丸亀市・高松市の鍼灸院は普門堂鍼灸院

アレルギー性鼻炎

40歳　女性

春になると必ず鼻水、くしゃみに悩まされる。今年も早くから鼻炎が出て、毎日が不愉快でたまらない。

鼻炎だけならまだよいが、ひどくなると眼まで痒くなり、本当に困ってしまう。

このような訴えで、40歳の女性が来院した。なるほど鼻は詰まっており、眼のまわりも赤くなっている。時々くしゃみをして鼻をかんでいる。

アレルギー性鼻炎は、若者やスポーツマン、壮年期の男女など体力や若さのある人がなりやすい、老人になって体力が衰えてくるとなる人は少なくなる。

これは、外敵に対して身体のなかで免疫反応が働き外敵を追い出す目的で鼻水、くしゃみが出るのだが、体力があり強い免疫反応が働く人がなるのです。

原因はスギ花粉、ブタクサ、ダニ、などと言われていますが、このようなものは昔のほうがもっと多くありました。それなのに昔はアレルギー性鼻炎などなかった（現在70歳、私の若いころ）ように思います。

引き金となる原因はスギ花粉などでしょうが、本当の原因は食生活、食品添加物、水質汚染、空気の汚染、など、現代の環境にその原因はあるといえます。

診察してみると、胃の系統や大腸の系統に過敏反応が現れています。そのことから考えて食生活、特に肉や脂濃い食べ物に原因があるように思います。

本当に困っている人は多く、治らないので社会問題になるほどです。ところが鍼灸では意外と簡単に治ってしまうのです。

患部は鼻にあるのですが治療点は手の中指で爪の外側角にあるのです。

左右中指爪はえぎわで外側の角3ミリ指付け根に寄ったところが穴で、ここに接触鍼という鍼先が接触するだけの鍼治療をします。

来院した患者にこの治療をしたところその場で鼻が

スーッと通り、鼻づまりから解消されました。

患者さんの状態にもよりますが、今回の40歳、女性

は約25日間、鼻の良い状態が続いたと報告がありました。