臨床例詳細｜丸亀市・高松市の鍼灸院は普門堂鍼灸院

右肩の痛み

５０代男性、右肩が痛くて一日中、気分が悪い。肩甲骨から肩、腕にかけて、なにか引っ張られるような感じで重くだるい。

６ヶ月前から痛くなったが、もう治るだろうと思って過ごしてきたがいっこうに治らない。

病院や、マッサージ、整体などいろいろ試してみたがどうしても良くならなかった。知り合いの紹介でこさせてもらった。

この人を診察してみると、肝臓系統が異常興奮しており、その影響で経絡のバランスがくずれ、肩甲骨周辺から肩、腕にかけてコリと痛みが出ている状態であった。

約５０分のはりと灸の治療をして起き上がらせ、肩を動かしてみてくださいといって、右肩、首、腕の回転をしてもらった。すごく軽い、違和感も、ダルさ、引っ張られる感じと痛みもない。

不思議ですねえ、針灸というのは即効性もあるのですね、といって感心している。

左肩と右肩を同時に動かしてみて、どちらが重いですか？

肩を上下に動かしてみて、あれっ、左肩より右肩のほうが軽いですね、すごい。

もう一回来るように言うと、この人は次の予約をして帰っていった。

当院では一回で痛みが取れてしまっても、必ずもう一度来てもらうことにしている。完全に治っているかどうか見届けるのと、まだ痛みが残っている場合は、完全にとってしまうまで治療するのが目的であります。

健康な人で、痛みやコリがいつまでも取れないような人は、このように簡単に治ることがよくあります。肩こり、ぎっくり腰、寝違い、坐骨神経痛、などは良く治ります。

今回の鍼灸治療をした専門的な内容

本治法　　脾腎相克　　邪あり　　本治法の鍼灸をする

標治法　　１、左肝経の中封穴に実邪があったので接触鍼をして取り除く

　　　　　２、左腰の仙椎１番、２番の脊際に接触鍼をする

　　　　　３、左前腕の三焦経、肘よりのところに知熱灸をする

以上の鍼灸治療をした。