本治法の取穴 経金穴編 ② 2014.04.28
本治法で使用する経穴の中で、経金穴の取穴方法について解説します。
画像はクリックすると拡大されます。
茶色の点が経穴、紫のラインが指標となる腱や骨です。
*経渠(肺経)
部位 前腕前面橈側の下方、橈骨茎状突起中央の内側、手関節の上方1寸のところにある。
取り方 橈骨茎状突起と橈骨動脈の間、手関節横紋の上方1寸に取穴する。
(注) 当院では、肺経は母指に流注する一行線と示指に流注する二行線があります。一行線の経渠穴は上記の通りに取穴しますが、二行線は橈側手根屈筋腱の橈側に取穴します。
*復溜(腎経)
部位 足の内果の上方2寸、アキレス腱の前縁にある。
取り方 交信と同じ高さで、後方に取る。
(注) 写真は腎経の一行線です。
*間使(心包)
部位 前腕の前側、手関節横紋の中央(大陵穴)の上方3寸にある。
取り方 長掌筋腱と橈側手根屈筋腱の間、大陵穴の上3寸に取穴する。