奇経治療の取穴 ① 2014.05.01
奇経治療で使用する経穴の取穴方法について解説します。
画像はクリックすると拡大されます。
茶色の点が経穴、紫のラインが指標となる腱や骨です。
手掌・足底または顔面の反応~ 合谷・陥谷編
*合谷(大腸経)
部位 第1中手骨と第2中手骨との間の背面陥凹部にある。
取り方 第2中手骨中点の外側に取穴する。
*陥谷(胃経)
部位 足背、第2・第3中足骨間の中央陥中にある。
取り方 足背、第2・第3中足骨間、第2中足指節関節の近位陥凹部に取穴する。
前腕(陰経)・下腿(陰経)または喉・陰部の反応~ 列欠・照海編
*列欠(肺経)
部位 前腕前面橈側の下方、橈骨茎状突起の上部、手関節の上方1寸5分にある。
取り方 太淵穴の上方1寸5分に取穴する。
(注)当院では、肺経は拇指にるちゅうする一行線と、示指に流注する二行線があります。二行線は橈側手根屈筋腱の橈側に取穴します。
詳しくは、本治法の取穴 兪土穴②で説明しています。
*照海(腎経)
部位 足の内果の下1寸、踵頸靭帯の後側陥中にある。
取り方 内果尖の下方1寸、内果下方の陥凹部に取穴する。