指端刺絡治療 2009.01.27
指端刺絡治療
脳の病、目の疲れ、手足のしびれ、関節の痛み、関節のダルさ、三叉神経痛、顔面麻痺、などの病があるとき効果を発揮する。刺絡といえども、鍼だけではない、灸をするときもあります。
そのときの虚実の反応に応じてやってください。かなり高度な病に対して効果を発揮することを考えるとき、脳の中にある症状に関係するようにも考えられます。
刺絡治療には独特の反応がある。
* 指先だけに虚または実の反応がある。
* 指先端陽に実があるとき、同じ指の反対側、先端陰が
虚になっている。* 経脈とか絡脈の反応が無い。
* ウエーブで飛ぶことも無い。仮にウエーブで飛んでみて
も指先端のほうに反応が強い。
* 実の反応がある場合が圧倒的に多い。接触鍼をして対
応する。* 虚の反応が出たときには知熱灸をする。
* 刺絡の場合も虚実同時の反応が出ていることがあるこ
の場合、鍼をして実の反応を取り除いてからその後、
知熱灸をする。
* 写真1は指端刺絡をする場所で、
陰経の穴です。すべて
指の内側にあります。
* 写真2は指端刺絡をする場所で、陽
経の穴です。すべて
指の外側にあります。
治療
* 三陵鍼で指先先端を刺し、血を出すのを常道とします。
* 普門堂では接触鍼で対応します。
* 5回から10回の接触鍼で反応が取れた時点で終わりに
します。
* 10回やってもまだ反応が残っているときは、反応がなく
なるまで接触鍼をします。
* 実の場合は接触鍼、虚の場合は知熱灸、虚実同時の
場合は鍼をしてから知熱灸をします。接触鍼の利点は、時間が短縮できる。簡単である。痛みがまったく無い。それなりの効果がある。血を出さないので感染の危険性が無い。