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うつ病の原因と対策 2008.08.05
うつ病の原因と対策
うつ病になった患者さんのはじめの原因はなんだったのか、いろいろなタイプの患者さんと対策について考えてみよう。
精神的な強迫観念型のうつ病
上司、親、同僚、仲間、取引関係、などによる、いじめ、脅し、脅迫、暴力、搾取、により精神的な圧迫が日常的に繰り返される場合。
人間は追い詰められると、恐怖観念が心の中で増幅して、心臓系統と腎臓系統に異常が起
きる。
一度このようになると、同じようなことが起きるとトラウマとなって、急に胸苦しさと
立っていられない状態や不安感が出て吐き気を催す。この繰り返しがやがてうつ病となってしまうと、その人に合うことがいやになり部屋に閉じこもるようになる。
部屋に閉じこもっている間はどうにか過ごせるが、人に合ったり、合わなければならない用件があると急に吐き気、ドウキ、腹痛、などの症状が起きる。
環境を変えて出直すことも考えてみてはどうか。
過労による精神不安型うつ病
看護、受験、仕事、などにより過度な肉体的ダメージを受けたとき。
例えば忙しくて1日に3時間ぐらいしか寝られない状態が何日も、何ヶ月も続いた場合、
脳内のダメージが大きくなり、眠れない、人前に出られない、不安感が強い、食欲がない、
イライラする、死にたい、このようなうつ病状態が出てくる。
過労にならないような対策を早急に考えるべきだと思う。
内臓過労型うつ病
うまいものをたらふく食べて、運動もせずにテレビを見てだらだらした生活を送る場合、
油濃い肉類を過食すると、消化する時間が6時間くらいかかる。
夜11時に食事が終わり、そのまま寝ても、朝の5時まで消化する時間がかかる。
内臓は残業してセッセと働き、やっと終わって寝られるのは朝の5時、朝7時に目を覚ま
して朝食を食べると、2時間しか、内蔵は休む時間が無いのだ。
このような生活を続けていると、内臓過労型うつ病になる。
内蔵型うつ病の特徴は眠れないと訴えることが多い、睡眠薬の常習者となり、何年も常習していると睡眠薬が効かなくなってくるときがある。あまりの苦しさに自殺を考えるようになる。
自分のわがままを抑制することが出来ない人に多い。しかし、運動、食事、など生活の基本をしっかりと立て直す努力をしなければ元には戻れない。
術後型うつ病
大手術を受けた後の患者さんは、回復期にうつ病と同じような状態になることが多い。
眠れない、食欲がわかない、不安で仕方がない、いらいらする、頭がボートする、動悸がする、疲れやすい、など。
この場合2年か3年で、ほとんどの人は回復している。しかし、手術の大きさによって個人差があります。
出来るだけ薬に頼らなくて、生活環境を整え、回復する時が来ることを信じて、時を待つことが大切です。
産後型うつ病
産後に赤ちゃんの夜泣き、オムツ替え、乳やり、家事、家族の世話、旦那とのセックス、後産が充分出ていないとき、など産後で身体が弱っている時期に、過労が重なると産後型うつ病となる。
自分があまりにも苦しいので、赤ちゃんを産まなければよかったと悔やむようになり、赤ん坊を殺したい衝動に駆られることがあるから注意。
産後型うつ病は案外多く、女性は産後の養生は充分に気をつけなければならない。なんと言っても姑さんや旦那の理解が大きく作用する。
産後型のうつ病は一度なると、長引くことがよくあるので、ならないように気をつけることが大切である。
肉や油ものは食べない、野菜、小魚、海草、果物などを主体にした食事。セックスはよくない、薬にはなるべく頼らないようにしたほうがよい。自分に合った、ある程度の運動は毎日するほうがよい。
更年期型うつ病
50台、60台の女性に多く、冷えやのぼせ、急激な汗、どうき、など純粋な更年期障害の人から症状が重くなった人で、まったく症状から見る限り、どう見てもうつ病に移行している人がいる。
ホルモンのバランスの崩れから、発病してやがて不眠、食欲不振が重なる。何日も寝られない日が続きその上、食欲不振で栄養が取れないと、体力的に衰え、本物のうつ病になる。
ホルモンのバランスが取れるまで2,3年かかるが、その間、薬に頼りすぎると回復しない人も出てくる。
対策としては、薬は最低限にとどめること、運動、外出、家事、出来れば仕事、など少しつらくても続けながら、ホルモンのバランスが取れる時期を待つのがよい。
うつ病の総論
精神的にも、肉体的にも、弱ったとき、誰にでも出てくる可能性を持った病気、これがうつ病である。
昔は精神病といわれていたが、精は精液の精で、腎臓を意味していました。神は神様の神で、心臓を意味しています。心臓と腎臓が弱ったときに、うつ病は出てくるのです。
心臓が弱ると、不安、ドウキ、息切れ、吐き気、ダルさ、疲れ、などの症状が出てきます。腎臓が弱ると、恐怖観念、ふるえ、冷え、眠れない、外へ出たくない、などの症状が出てきます。
発病は精神的攻撃によるものが最も多く、つぎに産後、更年期障害、過労、過食、運動不足、手術、などによる体力の衰えが原因となって発病します。
根本的対策としては、健康の基礎をきっちり整えることであります。食事、運動、睡眠、精神的安定、快適な生活環境。これらすべてをクリアーできる生活が1番よいのでありますが、せめて食事、運動、睡眠、これだけは守ってください。
食事、
欧米化の影響で肉や油濃い食事が多くなっていますが、その影響で癌、脳卒中、心臓病、糖尿病など右肩上がりで増えています。昔の野菜中心で小魚、納豆、海草、穀物などを使った大正時代の食事が1番理想的なのです。
また、食品添加物、農薬、くすり、化学薬品による栄養剤、遺伝子組替え農作物など食品の汚染は目を覆うものがあります。出来る範囲でこれらの物を遠ざける工夫をして、食品汚染から身を守る必要があります。
運動、
運動は筋肉を強くするだけではありません、内臓全般の強化、血液循環の改善、骨密度の強化、自律神経の安定などすべてにおいて欠かすことの出来ない健康の条件であります。
仕事でも農作業でも家事、なんでもよいのです。身体を動かすことをいつも考えてください。
年を取ったから、肥ったから、疲れるから、どこかが痛いから、いやだから、などの理由で運動を放棄した時点から、病気は忍び寄ってきます。寝たきりで他人の世話になりたくなかったら、自分の健康は自分で作り出すしか、解決方法はないことを知ってください。
睡眠、
しっかり身体を使った後の睡眠、これはとても大切です。内臓、脳、自律神経、血液循環、すべてにおいて修復する時間です。
この大切な睡眠をさまたげることがあまりにも多くあります。残業などにより睡眠時間の短縮、テレビ、雑誌、遊び、過食、過労、運動不足、などにより熟睡できる条件が少なくなっています。
生活環境の中で、自分の睡眠時間をきっちりキープする習慣を身につけてください。
健康の基礎を自分でしっかり守ること、これがうつ病だけでなく、楽しい人生と健康な老後を作り出す条件であります。