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学生と風邪引き 2015.12.01
学生と風邪ひき
インフルエンザの季節ともなると、小中学校の集団感染が話題となります。なぜ学生の集団感染が多いのでしょうか? 体力も生命力も旺盛な子供が掛かりやすいのです。
それには、食生活と肝臓機能の低下が関わっているのです。肝臓は色々な機能を持っていますが、その中の一つとして、外部から細菌が侵入してきた場合、先頭に立って細菌を攻撃、撃退する機能を持っています。
食生活の関係で、肝機能が低下しているとインフルエンザの細菌に対しても反撃する強さが弱くなり負けてしまいます。
食生活のどこが悪いのでしょうか? これは食品添加物です。肝臓は解毒作用をする機能があります。防腐剤、着色料、などの添加物の毒素を解毒して、体内に取り入れても害がないようにする機能を司っています。
この解毒作用の段階で、毎日入ってくる食品添加物によって疲れ果てています。その為、インフルエンザの細菌に対しても負けてしまうのです。
昔の子供は、お腹の中に虫が沢山いました。私が子供のころは〈現在76歳〉麦わらを煎じて茶色の虫下しを作り、半年に1回学校で飲まされていました。すると翌日には、長いサナダムシがお尻から出てきたものです。
ところが現代の子供は、お腹の中に虫はいません。なぜでしょうか?それはお腹の中で、虫が住めない環境にあるのです。防腐剤などの食品添加物が毎日、体内に入ってきます。防腐剤は細菌を殺す薬剤ですから、当然お腹の中に住んでいる虫も殺してしますのです。
そのような食品添加物が毎日、身体の中に入ってくる食生活が現実にあるということです。毎日の事なので、食品添加物が悪いと知ってはいても、慣れっこになっています。それほどの害はないと思っていることでしょう。
しかし、上記のサナダムシの例でもわかるように、お腹の中で虫も住めない環境になっている事実と、肝臓が疲れ果て、風邪ひきの細菌を撃退する力が弱まっている現実を認識する必要があると思います。