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アレルギーと甘い物 2018.01.29
アレルギーと甘い物
アレルギーと関係が深い物では精製された砂糖、精製された穀物【白ごはん、白パン、うどん、ソーメン、ラーメン】などがあります。何故、精製された砂糖や穀物が悪いのか? それは次のような理由からです。
砂糖でも穀物でも精製されると皮についている、ビタミン、ミネラル、食物繊維、カルシウム、などの栄養分が全部そぎ取られてしまい、ここに問題があるのです。身体というのは髪の毛、皮膚、肉、骨、内臓、筋肉、爪、など全部そろって人間が形成されています。栄養も全部そろって初めて良い栄養となります。
体内に50兆あると言われている細胞も、すべての栄養が揃って初めて1個の細胞の栄養となっています。その為、精製された砂糖、穀物では栄養が足りません。そこでどうするかと言いますと、体内に蓄えているビタミン、カルシウム、ミネラル、などを抜き取って付け加え、初めてちゃんとした栄養して吸収されるのです。
甘いお菓子を食べ過ぎると骨がカスカスになると、いうことは聞いたことがあると思います。これもカルシウム分が抜き取られたために起きた現象です。
特に砂糖を取ると、その消化吸収の為にビタミンを大量に消費します。
そのビタミンはヒスタミンという痒みの元になる成分に対して、天然の抗ヒスタミン剤のような働きをしていて、充分にビタミンが足りている時は、かゆみを抑える働きもしています。
砂糖を食べるとビタミンが大幅に減り、ヒスタミンの抑えが利かなくなって痒みが増す、という仕組みで砂糖は良くないと言われているのです。
白ごはんを毎日食べている人は食後、急激に血糖値が上昇します。これをグルコーススパイクと言います。精製された糖分により、血糖値が高くなると、栄養が偏っている為、そのまま吸収されると血管壁が傷つくのです。
なぜなら、膵臓からインスリンが大量に放出され、血糖値を下げますが、糖分は吸収が早く、栄養不良のまま血液の中に取り込まれ、全身に流れます。
全身には経絡という12本の気の通路があります。その通路の中でも過敏になっている通路があり、その通路に当たる部分に湿疹が出来やすくなります。過敏になっている経絡の血管に傷が付くと、激しく皮膚が抵抗してかゆみ湿疹となるのです。
例えば花粉症の場合、顔面には胃経、大腸経、という経絡が通っています。甘い物や白ごはんを食べて血管が傷つき、その経絡が過敏になっていると、顔面の血管は常に過敏状態で待機しています。
そこに花粉が飛んできて、刺激を与えるとたちまちその刺激に反応して鼻水、クシャミ、目の痒み、などが起きて手が付けられなくなるのです。花粉は鼻炎になる為の引き金のようなものです。
甘い物や白ごはんを毎日食べて、ビタミン、ミネラル、カルシウム、食物繊維、などが不足して栄養不良になっている為、全身的に血管が傷つきやすい状態になっています。その中でも特に過敏反応を起こしている経絡には、ちょっとした刺激に反応してアレルギーが出来やすくなっているのです。
甘い物は腸内に入ると悪玉菌の餌となり、悪玉菌が増えると、過敏反応を起こす経絡が増え、身体のあらゆる所にアレルギー反応や湿疹が出来やすくなります。
腸内細菌と甘い物、アレルギーは切っても切れない関係にあります。毎回書くようですが、食品優劣ランク表を使って、悪い食品は食べないようにして、上位の食品を食べるように心がけると、善玉菌が徐々に増えてきます。根本的には腸内細菌から変えてゆく必要があります。