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断食終了日の朝 2019.01.11
断食終了日の朝
7日間の断食が終わった。断食による体の弊害はないようだ。いつものように体は正常に動いている。断食によって体に良かった事は、前立腺肥大の症状が幾分よくなった事、老人性難聴も少し良いようだ。
目、頭、体調、気分などスッキリしている感じがする。何しろ、もともとあまり悪いところがない体で実験的に来ている断食体験だから、これと言って体調の変化を求めるものでは無かった。
前立腺肥大、老人性難聴も白髪が増えるように年齢による衰えが関係しているから、そう簡単に治るものでは無い。
今回の断食では、多くの断食経験者との会話が出来て、その効果と体験を聞けたことが収穫となった。断食体験者の話を総合すると一番効果のあるのは肥満だった。これはもう私のように初めから痩せている者でさえ4キロも痩せたのである。ましてや肥満体の人は8キロ前後痩せるそうだ。
その次は糖尿病の人が多かった。糖尿病の人は過食、酒、糖分の取りすぎ、が原因で、膵臓の働きが悪くなりインスリンが出ないため、血糖値が上がるのだが、断食をすると膵臓が長期休暇を貰ったようなもので、膵臓の機能修復が可能になる、それに加えて断食で糖分が入ってこない。
ここで一気に血糖値は正常に戻り、断食後の食生活次第では糖尿病を克服することが出来る。次に多かったのがうつ病であった。うつ病も過食、間食、酒、甘い物などが原因で腸内細菌の状態が悪くなっている。
その為、悪玉菌が優勢になっており、愉快物質を作るセロトニンなどが不足しているのだ。断食をすると、一度腸内を空っぽにするので、腸内細菌も食を求めて活性化するのである。この時点でうつ病は1時的に解消する。その後の食生活の改善を実行すると本格的に治るのだ。
ただ、家に帰ると好きな食生活に戻るため、うつ病が再発する率は多く、再び断食道場に来ることになるようだ。その他、高血圧、癌、頭痛、冷え性、更年期障害、などの人が来ていた。
断食で健康が回復したため、リピータとなって毎年、定期的に来ている人が、多かった。そんな人達は断食の良さをよく知っており、自宅での食生活も腹8分を守っているようだ。健康管理に十分気を配っている人達である!!