臨床例

外反母趾 2015.09.10

外反母趾  香川県 高松支店 丸亀店

 

 外反母趾は、足親指の付け根、内側の骨が飛び出したように張り出し、拇指が内側に曲がります。原因としては、肝臓の過敏反応が考えられます。足拇指内側は肝臓系統と関係が深く、肝臓が、過労、過食、ストレス、などにより過敏になると、足拇指内側が痛くなる時があります。

 

 これは肝実といって、肝臓系統が過敏になって、痛みを出しています。この肝実になっている時だけ、内側の骨が増殖して飛び出すように大きくなります。痛くないときは、何事もないのです。

 

 また、ここは痛風になると痛くなる所でもあります。痛風は、皆さんご存知の通り、動物性食品の過剰摂取が原因で、尿酸が足拇指、付け根内側にたまり、強烈な痛みが出る所です。

 

 この痛風の痛みと、肝実はとても関係が深く、動物性食品の過剰摂取が過ぎると肝実といって、肝臓系統の過敏状態が発生するのです。外反母趾の痛みと、痛風は別の病気ですが、肝臓に関係しているところは同じです。

 

 肝実で足拇指内側が痛い時に、靴を履き、痛い、痛い、と思いながら歩いていると、どんどん外反母趾になります。こんな時には休むか、思い切って動物性食品を減らし、肝臓を休ませることです。

 

臨床例 女性、 35歳、

 

昨日から、とても右外反母趾の所が痛くなってきた。押さえると痛くて、靴を履いて歩くのが苦痛になる。外歩きの仕事が多いので、ここが痛いと仕事にならない。先生どうにかしてください。

 

 右の外反母趾なので、左期門穴の反応を確かめてみると、実と虚の反応がはっきりと出ていた。これは肝臓系統の過敏症状が、期門穴という肝臓の真上にある穴に、反応を出している状態なのです。

 

 右外反母趾と左期門穴が肝経という通路で繋がっておりますので、左期門穴に鍼灸をすると、右外反母趾の痛みが取れるのです。この患者さん治療後には、痛みが無くなって、靴を履いて颯爽と帰って行った。

 

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