ぎっくり腰 2017.02.16
ぎっくり腰 香川県 高松店 丸亀店
ぎっくり腰は突然起きることで有名です。朝顔を洗う時、荷物を移動するとき、歯を磨いている時、朝起き上がったとき、重いものを急に持ち上げたとき、等に腰のあたりでキューンと、妙な感覚が走り、その瞬間から動けないほど、腰に激痛が起こります。
ぎっくり腰といっても、激痛ばかりではありません。痛くて気になる程度から、腰の重苦しい感じまで、様々です。また何年も前に起こしたぎっくり腰が、慢性化して坐骨神経痛を起こしている人もいます。
前かがみが痛い、後ろへそらすのが痛い、左右にひねると痛い、体重がかかると腰の芯が痛い、など痛みも様々です。それらの痛み具合によって、治療点はすべて変わってきます。
原因は、過労、過食、ストレス、風邪ひき、等で背中の筋肉が疲労して極限に達している時、急な動作をすると、神経が引っ張られて傷つきます。神経の傷ですから痛みは激痛となります。
10日ぐらい安静にしていると自然に治ります。しかし、仕事や家事で無理に動き回ると、回復が遅くなり、慢性化した腰痛持ちになることもあります。
臨床例
男性、53歳、 10日ほど前から右の腰が痛くて難儀している。寝がえり、起き上がるとき、前かがみ、ひねりを加える動作痛、など自分ではどこが痛いのかわからない。医者に行ってレントゲンを撮ってもらったが、何処も悪くないと言われた。
治療 左背4-3K、左腰3-2L,に実の反応があったので接触鍼をして実の反応を取り除いた。背の5-1K,には実と虚の反応があったので、接触鍼をして実を取り除き、その後、残っている虚の反応に対して知熱灸を据えた。
起き上がらせて前後の動作をしてもたったところ痛くないと言う。しかし左右にひねると痛いと言って顔をしかめた。肝実と診て左の太衝穴に接触鍼をした。もう一度、左右にひねってもらった。全然痛くない、患者さんびっくりしていた。
激痛であっても、最近なった疾患は治りが早いのです。ぎっくり腰なら、当院では1回~3回の治療で完治しています。今回来た患者さんの場合、1回で完治しました。