臨床例詳細｜丸亀市・高松市の鍼灸院は普門堂鍼灸院

上り下りで痛む膝関節痛　香川県　高松店　丸亀店

　階段や坂道での、上り下りに痛む膝関節痛もよくあります。膝のななめ外側に炎症があるときに起こります。ここは膝の曲げ伸ばしに関係する筋肉、大腿４頭筋が関係しております。

　胃経という、食欲に関係する筋道で、過食、間食などが多い人にこの症状は起りやすいです。この症状の人は、食べ過ぎにより胃経の背中に過敏反応があります。背中から、腰、大腿、膝まで過敏反応がつながって、膝の痛みとなって現れています。

　日常生活での過食、間食が腰椎２番、３番、の関節を固くして、椎間板の脇から出る神経や血管を狭め、膝に流れる血液の循環を悪くしています。その為、膝全体に悪影響を与え膝の、筋、健、椎間板、神経、等が脆くなっています。

　日常生活の中で膝に衝撃があった場合、膝ななめ外側に炎症が起きることがあります。それが原因で階段の上り下りに膝が痛くなります。

　臨床例

　男性　６４歳　かなり高い山に登ったときの事、降りるときに膝が痛くなりだした。我慢して降りていたのだが、大きな段差があり，そこにドスンと降りたとたん右膝に激痛が走った。ビッコを引きながらなんとか下山したが、それから右膝の痛みは、どうしても治らない。何とかしてほしいと言って来院した。

　診察してみると右膝ななめ外側に過敏反応があり、虚と実が同居していた。ウエーブで背中に飛び、左背４－１ｋを治療点とした。接触鍼をして実の反応を取り除いた後、知熱灸をして残った虚の反応を補った。

　腰では腰３－１Ｋ（腰椎２番、３番、の正中線上）に知熱灸をして腰の硬くなっている部分を補った。ここに知熱灸をすると、膝に行く血流が良くなり膝全体が良くなってくる。

　治療後、足の屈伸運動をしてもらった。右膝の痛みが取れている。歩いたり、深い曲げ伸ばしをしても痛くない。もともと山登りをするような健康な人は、治りも早い。１回の治療で完治した。