臨床例詳細｜丸亀市・高松市の鍼灸院は普門堂鍼灸院

風邪ひきと鍼灸治療　高松店　丸亀店

　風邪ひきには鍼灸治療がとてもよく効く、ということはあまり知られていません。風邪ひきを副作用もなく早く治そうと思ったら、鍼灸治療がとても便利なのです。

　本治法といって、体の抵抗力を高める治療をすると共に、鼻水、せき、熱、くしゃみ、頭痛、だるさ、などの症状に対して、それぞれの特効穴があり、効果的に症状を取り除いてゆきます。

　根本的な体力の増強をしながら、症状を取り除いていますので、風邪ひきが治った後も、食欲が無いとか、元気が出ないとか、そんなことは全くありません。もとの元気な状態に戻ります。

臨床例

　３５歳　女性　３日前、朝起きたら鼻の奥が焼けつくような痛みで、目が覚めた。うがいをしたが、一向に治らない。そのうち、頭痛、鼻水、くしゃみ、せき、熱も出て、苦しくて仕方がない。

　薬は嫌いなので、かかりつけの鍼灸治療院で診てもらいに来た。先生、風邪をひいて最悪の状態です。何とか治してください。頭がガンガンして、鼻水、くしゃみがすごいです。熱もあるようで、身体がだるくて、フアフアと浮いている感じです。

　治療　本治法、肺肝相克で経金穴を使い知熱灸をした。邪の処理の接触鍼。鼻水、くしゃみに対しては頭の１－２Ｌ，セキには太淵２、のどの奥が焼けつくような痛みに対しては、後頚部にあるボンの窪に知熱灸を反応が取れるまで据えた。

　治療後、鼻の奥の焼けつくような痛みは解消、鼻水、くしゃみも出なくなった。頭痛も収まり、熱も引いてきた。これで今日は暖かくして寝てください。明日も来て、治療すればグーッとよくなります。先生、なんだか体全体が落ち着いて、気分もよくなってきました。ありがとうございます。

　翌日来院、昨日のような症状は治まっていたがまだ少し頭痛と、鼻水が残っているという。昨日と同じような治療をするとすっかり楽になった。

　風邪ひきには、上り坂と、頂上、下り坂があります。初めの鼻の奥が焼けつくような症状の時は、これから風邪をひこうとする上り坂の時です。そこから頭がガンガンして熱も出て、鼻水、くしゃみが酷く、フラフラしているときが頂上です。

　頂上の時に治療すると、あとは下るだけですから割と簡単です。最初の上り坂の時に治療すると、頂上が低くなり、あまり苦しまないで、風邪ひきを乗り超えられます。