こめかみの痛み 2015.11.26
コメカミの痛み 高松店 丸亀店
臨床例 75歳 女性 コメカミの痛み
コメカミの少し上が痛くて、前頭部もすっきりしない。下を向くと眩暈がする。頭頂部にも痛みがある。コメカミから前頭部、頭頂部かけて頭が痛くて気持ちが悪い。
3日くらい前から風邪を引いたのか、鼻の奥にタンが詰まっている感じもある。喉に引っ掛かりもあり、心臓がドキドキすることもある。
上記の症状からは明確な治療点は想像できない。そこで全身のバランスの崩れを、提鍼を使って調べてみた。
そこから浮かび上がってきたのは、肝臓系統の実と虚の反応で、期門Lに反応が出ていた。
これでコメカミノ痛みと期門Lが結びついた。期門Lは顔面ではコメカミの位置に相当する。期門Lの虚実を取り除く治療をすると、コメカミノ痛みは解消すると判断した。
治療
早速、期門Lに接触鍼をして実の反応を取り除き、その後、知熱灸をして残っている虚の反応を取り除いた。
治療後、コメカミノ痛みがどうなったか尋ねてみた。先生、そんなに早く治るのですか?怪訝な顔をして、両手でコメカミを押さえてみた。痛くない、ほんとだ先生痛くないですね。
この治療ではコメカミの痛みと期門Lを結び付けたことが、治療のポイントとなっている。顔面の5行の配置を覚えていると、腹の5行の配置と比べてみて、期門Lがコメカミと重なることが分かる。