下を向くと首がつる 動画あり 2017.02.14
下を向くと首がつる。
臨床例 女性 52歳
1か月前から、下を向くと首、肩がキューンとつり、不愉快でたまらない。台所仕事をしている時も、首肩に違和感があるので、首肩の運動をしながら台所の仕事をしている。
原因、風邪引の後に症状が出る事が多い。風邪の菌は肩と首の付け根の所にある太椎あたりに入り込む事が多い。その風邪菌に反発して、ここが生体反応を起こし過敏状態になっている。
過敏状態は張りやこり感となって、下を向くと首、肩がキューンとつり、台所仕事にも支障が出て来ます。
治療
太椎を中心に上下4センチの間隔に、虚と実、両方の反応が出ていた。この場合、接触鍼をして実の反応を取り除きます。実の反応がなくなりますと、虚の反応が後に残りますから、そこに知熱灸をして補い、虚を取り除きます。
標治法としてこの治療をすると、首のつる感じとこり感もなくなった。頭を前後に曲げ伸ばし、しても何ともなくなった。
全体の治療は次のようになっています。
本治法 脾腎相克 経金穴を使う、左から商丘、間使、右から復溜、霊道に知熱灸をすえる。
邪の処理 絡穴を使う、 左から豊隆、外関、右から飛陽、支正に接触鍼をした。
標治法 背の1-1L この位置は上記で記した、太椎を中心とした上下4センチの部位の事です。ここの鍼灸治療で首の引きつりはなくなります。
その他の標治法 足三里L,ヘソk、背の3-1K、腰1-2L,三陰交、下腿陰5-1L、手拇指外端、三間、に知熱灸をした。
<施術動画>
この症例の施術動画←クリックするとyoutubeに移動
今回の施術内容をyoutube動画で紹介しています。患者役は当院のスタッフです。当院の施術法をご覧いただけます。